アイドルホース①ソダシに砂の壁は立ちはだかる!?
12月5日に中京競馬場で開催されるダート頂上決戦「チャンピオンズカップGⅠ」に白毛のアイドルホース①ソダシが参戦するということで、注目度がかなり高くなっている。
今まで芝しか走っていないソダシ。果たしてダートの猛者達を抑えて勝つことが出来るのか!?
ソダシに吹く「追い風」と「向かい風」を検証してみようと思う。
追い風!!
・父も芝GⅠを制覇後にダートへ転向しダートGⅠで圧勝劇
父のクロフネは芝のNHKマイルGⅠ勝ち、その後にダートへ転向。
転向初戦は重賞の「武蔵野S」を快勝!!
続く当時のジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)で、前年の勝ち馬ウイングアローに7馬身差をつけて圧勝している。
・斤量
チャンピオンズカップでの斤量は牡馬の古馬が57kgで、3歳牝馬の①ソダシは54kgと3kgの差がある。この差は①ソダシに有利に働くこと間違いはない。
向かい風!!
・クロフネ産駒はダートでは苦戦
前述でも書いたが、父のクロフネ自身はダートで結果を残したが、その仔達はダートよりも芝で結果を残している。
産駒でGⅠを制したほとんどが芝の短距離からマイルで活躍、唯一ダートGⅠ級で活躍したのが「ホワイトフーガ」1頭のみである。
・不利な枠
①ソダシが入った1枠だが、過去10年ここからの勝ち馬はおらず、しかも初ダートの①ソダシにとって出遅れた場合に、砂をまともに被ることになり嫌気が差してしまう可能性もある不利な枠であり。
・牝馬にとって厳しいダートGⅠレース
前身のジャパンカップダートから、現在のチャンピオンズカップまで21回開催されているが、牝馬が勝ったのは2015年の「サンビスタ」1頭のみと、圧倒的に牡馬が強いレースなのも①ソダシにとって向かい風である。
以上、追い風、向かい風を並べてみると①ソダシにとっては、向かい風の方が強い。
果たして、①ソダシはこの向かい風を跳ね飛ばす走りを見せられるのか!?
発走は12月5日 中京競馬場 11R 15時30分予定。
公開日:2021.12.04