過去10年のデータから浮かび上がってきた【ジャパンカップGⅠ】の勝ち馬候補とは!?
11月27日は今年の東京競馬の最後を飾る「ジャパンカップGⅠ」が開催される。
今年は海外馬4頭と地方馬1頭が参戦のフルゲートで争われる。
ちなみに海外馬がジャパンカップを最後に勝ったのは2005年のアルカセットまで遡らなければならない。
そこで、過去10年のデータからジャパンカップの勝ち馬を炙り出していく!!
1,牡馬vs牝馬
牡馬5勝に対し、牝馬も5勝と他のGⅠに比べて圧倒的に牝馬の勝ちが多いレースである。それは勝率にも現れていて、牡馬は3.5%しかないのに対して牝馬は21.7%とかなり高い。これは連対率30.4%、複勝率34.8%と共に高く、牡馬に対してダブルスコア以上の数字を叩き出している。
そのため、有力な牝馬が出走する場合は注意が必要である。
2,馬齢別
4歳馬がトップの5勝、5歳馬が3勝、3歳馬が2勝。
6歳馬以降の馬は勝っていないばかりか、3着内に入ったのも1回しかないほどベテラン馬にとって厳しいレースである。
3,前走クラス別
前走で国内GⅠを走った馬が8勝、国内GⅡ組が2勝となっている。
つまりGⅢ以下を走ってきた馬どころか、海外レースを走った馬ですら勝っていないことが分かる。
4,前走距離別
前走距離別で見てみると、二つの距離からしか勝ち馬が現れていない。
それは2000mの8勝と2400mの2勝とこの二つの距離だけである。
5,枠番・馬番
枠では1枠が4勝、2枠が2勝と内枠が有利な事が分かる。
その逆で勝っていない枠は5枠と6枠と中枠が不利な傾向にある。
これを馬番で見てみると3着内に入ったことのない「死の馬番」が無数に浮かび上がってきた。
その馬番は3番、10番、14番、16番、18番と5つもあることが判明。
この中には武豊騎乗の⑩ハーツイストワールや目黒記念を勝った⑱ボッケリーニも含まれ、この逆境を跳ね除けられるかが見どころとなる。
以上の5つの項目から、4歳か5歳馬、前走で国内GⅡ以上を走り、その距離は2000mか2400m、5枠&6枠と死の馬番に入らなかった牝馬…という完璧な馬はいなかったが、牝馬という項目以外をハズせば⑥ヴェラアズールと⑮シャフリヤールの2頭が残った。
データ通りに決まるのか? それともデータを弾き飛ばすほどのニューヒーローが現れるのか?
発走は11月27日の東京競馬場12レース、15時40分予定。
公開日:2022.11.26