来年からは施行時季を10月に変更
7月12日の大井競馬場で、3歳ダート王者を決める「ジャパンダートダービー(JDD)」が開催される。
2024年のダート改革によって、この時季の開催は最後となるJDD。来年からは施行時季を10月に変更し、名前も「ジャパンダートクラシック」へ変更予定である。
さてこの時季での最後の王者はどの馬か!?過去10年のデータから検証してみよう!
1.前走距離別
トップは1800mを走った馬で4勝、次に1600mを走った馬が3勝、その次が1870mを走った馬で2勝となっている。残りは2000mが1勝を挙げているように1400m以下の馬にはチャンスがなく、2000m以上を走った馬もチャンスが少ないと見ていいだろう。
2.前走クラス別
クラス別では、トップがOPクラスを走った馬で4勝。これに続くのがGⅡ級とGⅢ級がそれぞれ2勝。残りは地方重賞と地方条件クラスのそれぞれ1勝となっている。
この時季の3歳ダート路線では、重賞レースが少ないためOPクラスがトップとなっているが、基本は中央、地方ともにOPクラス以上を走った馬にチャンスがあると見ていいだろう。
3.前走着順別
前走を勝った馬が8勝と勢いそのままJDDを勝っているのが分かる。残りは2着だった馬と14着だった馬となっている。大敗から巻き返している馬が1頭いるが、データから中心は前走を勝っている馬から勝ち馬は選ぶべきだろう。
4.枠番・馬番
枠では3,6,7,8枠の馬がそれぞれ2勝を挙げ、残りは1枠と5枠がそれぞれ1勝となっている。勝てていない枠は2枠と4枠で、特に内枠は1枠と2枠を足しても3着内率が4.5%と極端に悪くなっている。
これを細かく馬番単位でみると、3着内すら入れない「死の馬番」が浮かび上がってきた!!その馬番とは2番ライズゾーンと11番キリンジである。特に2番に入ったライズゾーンは、枠でも見ても不利な内枠に入っており、かなり厳しい状況に追い込まれたと言ってもいいだろう。
4つのデータまとめ
1.前走で1400m以下or2000m以上の距離を走った馬は苦しい
2.前走で中央、地方問わずOPクラス以上を走った馬にチャンス
3.前走の結果が2着以内の馬が良い
4.1枠、2枠の内枠と死の馬番に入らなかった馬が良い
勝ちに近い4つの条件をクリアしたのは!?
2頭存在し、まずは5枠5番「ユティタム」。そしてもう1頭が6枠7番「ミトノオー」となった
残念ながら、地方の有力馬⑥ミックファイアは前走距離が合わず、勝馬候補から外れることになってしまった。
果たして、データで導き出された2頭から勝ち馬が出るのか!?発走は、7月12日 大井競馬場 11レース 20時10分予定。
公開日:2023.07.12