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【菊花賞】紅一点⑪ディヴァインラヴ、牝馬が最後に制した74年前の菊花賞と同じ今回の状況とは!?

Text:あもあもだいち

牝馬が菊花賞を制覇したのは、半世紀以上前の1947年のブラウニーまで遡る。

いよいよ今年も3冠最後の菊花賞がやってくる。

牝馬3冠目の秋華賞では、白毛のアイドルホース「ソダシ」が負け、アパパネの娘「アカイトリノムスメ」が3冠目を奪取した。

菊花賞では、どのようなドラマ生まれるか気になるところだが、今年は皐月賞馬、ダービー馬ともに不在の菊花賞となった。

それに加えて、京都競馬場改修のため1979年以来の阪神競馬場での開催となり、波乱の予感が漂っている。

そこで気になるのが、牝馬の存在である。

牝馬が菊花賞を制覇したのは、半世紀以上前の1947年のブラウニーまで遡る。

そんな牝馬が、今年は1頭出走してきている。

鞍上に戦略家の福永祐一を乗せ⑪ディヴァインラヴが出走してきた。

過去に牝馬が出走したのを調べると、なんとグレード制以降ではたった3頭しかいない。

新しいところから書くと、2019年メロディーレーンが5着、2009年ポルカマズルカが17着、1995年ダンスパートナーが5着と2頭も掲示板に入っているが馬券にはなっていない。いくら牝馬が強い時代になったとはいえ、牝馬には過酷な距離3000mの菊花賞。

そこで74年ぶりの制覇となるか、検証してみよう!!

⑪ディヴァインラヴの父は2013年に同じ菊花賞を制覇したエピファネイア。

エピファネイア産駒で距離3000m以上の勝ち馬はいないが、勝率で見ると1600m以下の短距離8%、1700~2200mの中距離11%、2300m以降の長距離24%と長距離志向。

とはいえ、過去10年で前走に条件戦を走っていた馬の勝ちはない。昨年のアリストテレスも2着だった。

一方で追い風となる過去データもある。

74年前に勝ったブラウニーの菊花賞も、実は皐月賞馬&ダービー馬ともに不在だったのだ。

果たして⑪ディヴァインラヴは、74年ぶりに歴史に名を刻むことが出来るのか!?

発走は、10月24日 阪神競馬場 11レース 15時40分予定。