SPORTS COLUMN
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秋田豊氏のサンクトバンドトレーニング 前編

Text:飯塚さき

スポーツ記者・飯塚さきの
スポーツ ここが知りたい!―It’s All About Sports!― 第6回

あらゆるスポーツ現場を飛び回るフリー記者・飯塚さきが、元サッカー日本代表選手で現在サンクト・ジャパン代表取締役社長の秋田豊氏のもとへお邪魔してきました。秋田さんが販売するゴムバンド「サンクトバンド」をご紹介いただき、その威力を実際に体験。いったいどんなものなのでしょうか? その効果と使い方を、2号にわたってお送りします。

トレーニングやリハビリに使える
「サンクトバンド」とは?

かつて、鹿島アントラーズに在籍し、日本代表としてもプレーした秋田豊さん。現在は、サンクト・ジャパン代表取締役社長を務め、「サンクトバンド」と呼ばれるゴムバンドの販売を手掛けています。

「現役時代、ゴムバンドは日々のトレーニングや試合の前に使っていて、僕にとっては当たり前のような、とても身近なものでした。ある日、マレーシアのゴムバンドを作っている会社が日本での代理店を探していたので、僕が手を挙げてリサーチしてみたところ、とても可能性のあるものだとわかったのです。

例えば、バーベルは重力を使わなければなりませんが、ゴムバンドはどの角度からも負荷をかけられます。また、スクワットなどのほかのトレーニングと組み合わせて使うことで、動作機能を高めることができるのです。それを考えると、ゴムバンドによるトレーニングメニューは無数にあるといえます。軽くて手軽に使えるのも、大きな利点の1つです。
また、スポーツ選手のウオーミングアップだけでなく、高齢者のケガ予防やリハビリにも使うことができます。力のない人でも、安全に扱えるところが、ゴムバンドのいいところです」

では、サンクトバンドの特徴はなんでしょうか。

「ひとつは、ラテックスアレルギーの原因となる粉がないこと。粉が95%除去されているので、ウェアや肌に粉がつくことがなく、ゴム同士がくっついても破れず、はがしてそのまま使えます。汚れたら水洗いして陰干しするだけなので、手入れも簡単です。そして、粘弾性がなだらかなところも挙げられます。つまり、伸ばしたときに負荷が急にかかるのではなく、緩やかにかかるようになっているため、安全なのです」

サンクトバンドには、最大7段階もの強度があります。ピンクが一番弱く、オレンジが2番目、紫が3番目と、色によって強度(厚み)が違い、種類が豊富です。FDA(アメリカの厚労省の認可)をとっていて、7倍になるまで引っ張らないと切れないほど、耐久性が高いといいます。

今回は、秋田さんご指導の下、お尻の筋肉を使えるようにする「ミニループバンド」を使用したアクティベーショントレーニングに挑戦しました。美尻効果への期待大! たった10分で筋肉が使えるようになるそうですが、はたして…?

サンクトバンドで
美尻トレーニング!

まずはアセスメント(評価)。膝を曲げ、腰を落とした状態で上から押されると…あっという間にペタンと床にしゃがんでしまいました。

その後、サンクトバンドで下記のトレーニングを行いました。

1. 足首にミニループバンドをかけ、足を平行にしたまま片足を上げて、ゆっくり15回横に動かす。これを両足行う。

2. 上げた足を45°外側に向けて、斜め後ろにゆっくり15回引く。これも両足行う。

3. 最後に、バンドを足首にかけたまま、腰を落としてその場で1分間足踏み。足踏みしながら少し前後左右にも動く。

これが終わってから、また最初のアセスメントを行ってもらいました。すると…! あんなに簡単にペタンとしゃがんでしまっていたのに、今度は押される力に抗って、姿勢を保ち続けることができたのです。これはすごい! びっくり!

試合やトレーニング前にこれをするだけで、お尻が使えるようになり、膝や関節への負担が少なくなってケガの予防になります。大きな筋肉が使えるようになると、脂肪を燃焼するので、一般の人のダイエット対策にもつながるそうです。シェイプアップを目指す皆さんには、サンクトバンドを使ったこのトレーニングがお勧めです。

次回は、圧迫を利用したリカバリーのためのバンドをご紹介します。お楽しみに!