ストレッチで筋肉の柔軟性を取り戻し姿勢を正すと、見た目が若々しく魅力的になるだけでなく、健康面でも嬉しい効果があります。大きなご利益の一つは、私たちの体と心を無意識のうちにコントロールする自律神経のバランスが整うことです。
自律神経には運動時や興奮時に働く交感神経と、安静時に体の回復のために働く副交感神経とがあります。背中が丸まる猫背姿勢では肺の容積が狭くなって、呼吸が浅くなり、体内の酸素が不足します。これを補おうと、血圧と心拍数を上げるために交感神経の働きが強くなり、心身共に緊張状態に陥ります。すると手足や顔といった末端、そして内臓の血流が低下します。この状態が続くと寝つきが悪くなり、睡眠が浅くなることで、疲れが抜けず、免疫力が低下します。すると感染症にかか りやすくなり、高い血圧が血管を傷つけることで心臓病などの生活習慣病のリスクも高まってしまいます。心理的にもイライラしたり、落ち着きがなくなるなどして、会社や家庭での生活に支障をきたすことさえあります。
逆にストレッチで姿勢を正し、深い呼吸ができるようになれば、副交感神経の働きが優位になり、上記で述べた数々のネガティブな面が逆転していきます。手足の血行が良くなってむくみが改善し、肌が若返ります。内臓の働きが整い、睡眠の質 が上がって、疲れにくくなり、病気のリスクが下がります。精神的にも安定するので、会社や家庭での生活も円滑になるなど、女性ばかりでなく男性にも嬉しい恩恵しかありません。
【書誌情報】
『世界一すごいストレッチ』
監修:坂詰真二
1日たった10秒でモデルのような美しい姿勢が手に入る!『世界一やせるスクワット』の監修者が教える、効果絶大な“世界一すごいストレッチ”を大公開!「太りやすい」「なんか最近疲れやすい」「実年齢よりも老けて見える」そんな人はその姿勢に原因があるかもしれません。雑誌やテレビで活躍するモデルさんなどがそうですが、パッと見で全身がキレイに見える人はただ単に痩せているから、というわけではなく、“姿勢”がとても整っています。デスクワークやスマホの普及などにより、下を向く機会が増えたことで、うしろ姿が猫背姿勢になっている方は多くいます。本書では、1日10秒で効果絶大な、姿勢が良くなる“おなか”と“胸”を同時に伸ばせる究極の時短ストレッチを紹介します!姿勢が良くなることで見た目にオーラが漂うだけでなく、健康面でも様々なメリットがあるほか、太りにくいカラダも手に入ります。さらにカラダが無理なく伸ばせるのでとても気持ちよく、リラックス効果も抜群です。どこでも簡単にできるたった10秒のストレッチ効果を、ぜひ体験してみて下さい!
公開日:2020.03.14