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4スタンス理論における水泳[バタフライ]での最適な水中での動きとは!?【廣戸聡一ブレインノート】

Text:廣戸聡一

水泳[バタフライ]競技別解説

身体のうねりを推進力にして水に乗る

バタフライは、平泳ぎ同様に蛇動をすることで身体を前後に波立たせ「全身で波乗りをするように進む競技」です。平泳ぎでは、腕を前から後ろに回して水をかきますが、バタフライでは腕を後ろから前に回す動きになるため「平泳ぎのリバース」と捉えることができます。また、両足を揃えて水を切るキックは、イルカの尾ひれの動きに似ていることから「ドルフィンキック」と言われ、キックすることで身体を自然に反らせ、その反動で自然と両足が浮かび上がる身体のうねりも、前への推進力として利用します。

走るような足の使い方をするクロールと同様に水の抵抗を最低限にするため、このドルフィンキックも水を強く蹴ることはしません。バタフライも他の泳法と同じように、体幹部をコントロールして蛇動を行う中で、いかに水を後ろに運び、水に乗っていくかということが重要です。

競技の起源

バタフライは水泳の歴史上もっとも新しい泳法で、平泳ぎを起源としている。20世紀初頭、平泳ぎの泳法規定は「うつぶせかつ左右の手足の動きが対称であること」とされていたため、この規定の範囲の中で生み出された。オリンピックでは1928年のアムステルダム大会で初めて登場し、1956年のメルボルン大会で独立した種目として認められた。

前後可動系コアシックス前後ウェイヴ・アップを水中で実行

【1】腕を水に打ちつけ、水をかいていく動作に連動して背骨を背中側にたわませていく。

【2】背骨を背中側にたわませていく動きに連動して骨盤が後傾し、逆に背骨は胸側にたわんでいく。

【3】背骨が胸側にたわんだことで骨盤が下りていき、足が上がる。

指先から肘、肩、腰、膝、足首の順でうねらせ、足でキックした反動で腰が上がり、自然とまっすぐになる一連の動作を繰り返す。

【書誌情報】
『廣戸聡一 ブレインノート 脳と骨格で解く人体理論大全』
著者:廣戸聡一

「本来の自分の身体の動きと理屈を知り、身体だけでなく精神的な部分との兼ね合いの中で、“いかにして昨日の自分を超えるか”という壮大なテーマを、人体理論の大家であり、日本スポーツ・武道界の救世主と呼ぶに相応しい、廣戸聡一が、自身の経験と頭脳のすべてを注ぎ込んで著す最強最高の身体理論バイブル。四半世紀でのべ500,000人の臨床施術により、多くのトップアスリート、チーム、指導者、ドクターとの関わりの中で行き着いたトレーニング&コンディショニング理論の集大成、ここに完成。オリンピック競技を含む全52種目を個別にも論及、紐解いた、すべてのアスリート、指導者、スポーツファン必携の書!