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4スタンス理論におけるゴルフでの力が出せる握り方とは!?【廣戸聡一ブレインノート】

Text:廣戸聡一

ゴルフ 競技別解説

体幹の強度を生かし職務を遂行するマネジメント競技

ゴルフとは、自分の正面に止まっているボールを、次の自分の理想のところに止める競技です。最終的にはカップの中に収めることが目的ですが、一打一打の飛球イメージを意識しすぎて、本来の目的を見失っているプレイヤーが多いのが現状です。目指すのはカッコよく美しい飛行線を描いたボールを打つことではなく「少ない打数で打つこと」ですから、一打のイメージに一喜一憂せず、自分の理想とする位置にボールを止めることに集中しましょう。

そして、もうひとつ間違えやすいのが「どこに向かってクラブを振るのか」ということです。多くのプレーヤーは「ボールの飛行方向にクラブを振る」という意識を持っていますが、これは大きな間違い。さまざまなスイング理論に振り回されて、本来の目的を見失ってしまう人が多いようですが、答えは「ボールに向かって振る」です。


競技の起源

始まりは1870年頃のアメリカ。イギリスから伝わったラグビーに、攻撃と守備の明確化、4回連続攻撃の採用など、さまざまなルールが加わった。アイビーリーグを中心に学生スポーツとして盛んだったが、1920年に現在のNFL(ナショナルフットボール・リーグ)が生まれ、アメリカ最大の人気スポーツとなった。

力が出せる握り方

①「パワーライン」に近づけて握る
「パワーライン」とは、この線に沿って物を持つことによって、身体全体が動きやすくなるラインのこと。「ここで握るとしっくりくる」というラインでもある。

【A1】人さし指の第三関節から手のひら中央を横切る斜めのライン
【A2】4本の指の付け根を横切るライン
【B1】親指付け根から手のひらを直角に横切るライン
【B2】手のひらの人さし指付け根から手のひら下部にかけて斜めに横切るライン


②タイプに合った持ち方と合わせ方
Aタイプはフィンガー、Bタイプはパーム(手のひら)で、クラブを握る。このとき、左右の手を縦に合わせるように両手を一本化するようにする。

【A】フィンガーグリップ


【B】パームグリップ


※ゴルフの世界では、親指を必要以上に反らせる傾向が強く見られますが、身体の骨格上、やらない方が良いでしょう。

【書誌情報】
『廣戸聡一 ブレインノート 脳と骨格で解く人体理論大全』
著者:廣戸聡一

「本来の自分の身体の動きと理屈を知り、身体だけでなく精神的な部分との兼ね合いの中で、“いかにして昨日の自分を超えるか”という壮大なテーマを、人体理論の大家であり、日本スポーツ・武道界の救世主と呼ぶに相応しい、廣戸聡一が、自身の経験と頭脳のすべてを注ぎ込んで著す最強最高の身体理論バイブル。四半世紀でのべ500,000人の臨床施術により、多くのトップアスリート、チーム、指導者、ドクターとの関わりの中で行き着いたトレーニング&コンディショニング理論の集大成、ここに完成。オリンピック競技を含む全52種目を個別にも論及、紐解いた、すべてのアスリート、指導者、スポーツファン必携の書!

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