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サッカーにおいて最も重要なパスの7原則とは!?【ダイヤモンドオフェンス】

Text:坂本圭

パスの7原則

サッカーにおいて最も重要で頻出する技術はパスである。次にパスの7原則を紹介する。これはダイヤモンド・オフェンスに限ったものではない。サッカーをする上で必要な原則である。

●パスの7原則
【1】ボール保持者はできるだけ相手を引きつけてからパスをする。
相手をボール保持者が引きつけるほど、相手は次のプレーに移るのが遅くなる。相手との距離はその状況に適した距離である。
【2】パスに伴う動作は最小限にする。
脚の振りや踏み込みを大きくしないでパスをする。
【3】パスをする方向を見ないでパスをする。
パスを受ける人とパスコースは視野に入れるが、見てはいけない。目線を動かしながらパスを受ける人を視野に入れる。
【4】フェイントは目的のある時だけ行う。
形だけの、または過剰なフェイントはしない。むやみにボールを動かすと相手の体重移動や足の運びなどの意図、パスコースも見ることができず正確なパスができない。相手をしっかりと見極め、相手にカットされないように素早くパスを行う。
【5】オープンスペースへのパスを狙う。
ボール保持者をマークしている相手だけでなく、パスコースやパスの受け手をマ ークしている相手までも視野に入っていないと、オープンスペースは見えない。相手がどのように守備をするかを読み、その逆をつく。パスの受け手も身体の向きを整え、ボールと相手とゴールが見えるようなポジションを取る。
【6】素早くボールをパスする。
フリーになった選手にボールをパスすることが最も重要である。優れた選手はボ ールを受けてから3秒以内に、パス、コンドゥクシオン、フェイントを実行することができる。次のプレーに移行するのが速いほど、その選手は一流であると言える。ボールはたえず動かさなければならない。ボールを動かすことで相手はボールを追うことになり、パスコースが空く。
【7】パスを受けるときは、常に次のプレーを予測する。
どこにパスをしたら良いかを事前に予測するための直感力を養う。優れた選手はこの直感力に優れている。優れた選手はボールがなくてもマークを引きつけることができ、攻撃をパターン化しなくても得点チャンスを作り出すことができる。

以上の「パスの7原則」を直感的に実践できるようにすることである。パスを成功させる能力は、すべての攻撃的サッカーを実現させるための前提条件である。試合の状況を設定したパスのトレーニングをすることで、相手の守備を読み、受け手はより良い位置と条件でボールを受け、ボール保持者はどこにパスをしたら最も効果的かという直感力を育てることができる。

出典:『ダイヤモンドオフェンス サッカーの新常識 ポジショナルプレー実践法』著/坂本圭

『ダイヤモンドオフェンス サッカーの新常識 ポジショナルプレー実践法』
著者:坂本圭

日本ではまだ珍しいサッカー攻撃の概念・ポジショナルプレーを取り入れた戦術書!!スペインのプロチームでコーチライセンスを獲得した著者が、サッカーを勉強したい学生や指導者、日本式ではなく世界のトップシーンで導入されている新しいサッカーの攻撃方法を実践したいと思っている方々のために、ポジショナルプレーを実践するための方法としてダイヤモンドオフェンスを伝授します。