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ビーツのおすすめ保存方法/切り方&調理方法/食べ合わせ/メニューとは!?【カラダを温める食べ物】

Text:石原結實

体を温める最強のスター食材

冷えからくる体調不調や病気は、体を温める食べ物で予防・改善されます。ここでは数多い食材の中から、体を温める効果・効能の高い、最強の食材をプロフィールとともに紹介します。その切り方から保存方法、簡単な食べ方まで、ワンポイントレッスンも必見です。

【ビーツ】血流量を増やし、血行をよくして基礎代謝を上げる


●「天然輸血」とも呼ばれる赤い根菜
驚くべき栄養効果があり「奇跡の野菜」とも呼ばれるビーツ。ロシア料理のボルシチには欠かせない野菜です。ビーツにはミネラルやビタミンが豊富で、葉には鉄分のほか、胎児の成長に欠かせない葉酸も含まれているため、妊婦の方には特におすすめです。

数多い成分のなか、今もっとも注目されているものが「NO(エヌオー)」と呼ばれる一酸化窒素。NOは血流量を増やし、血管自体の筋肉を拡張させ、脳卒中や心臓病の原因となる血栓を予防する働きがあります。基礎代謝率を高め、体を温める作用が期待できます。また、肝臓の機能を高め、肝硬変や肝脂肪を予防するベタインも含んでいます。

【Point】トイレでビックリ!
ビーツをたくさん食べると尿が赤くなりますが、色素が出るだけなので心配不要!

保存方法

●たくさん残ったらスープにして冷凍しましょう
皮付きのまま紙に包み、密封袋に入れて野菜室で保存します。この場合は3週間保存可能です。生を半分に切った場合、赤色が流れ出るのを防ぐため、切り口にぴったりラップし、密封袋に入れて冷蔵庫で1週間保存可能。火を通してむいた場合は密封袋、または密閉容器に入れて冷蔵庫で2~3日保存可能。調理済みなら冷凍して1か月保存可能です。

おすすめの切り方&調理方法

●皮はなるべく、火を通してからむく!
じゃがいものような皮を持つビーツ。生の状態で皮をむくと、豊富な栄養が流れ出てしまう恐れがあるので、皮付きのまま茹でるか、アルミホイルで包んでローストし、粗熱が取れてから手で皮をむくことをおすすめします。サラダなど生で食べる、またはスープやシチューにする場合は、ピーラーでなるべく薄くむくようにしましょう。

・薄切り/サラダなど
・乱切り/シチューなど
・ホイル包み/竹串が通るまでオーブンで焼く

おすすめの食べ合わせ

●ビーツ+酢
食欲を増進し、疲労回復に効果あり。

●ビーツ+豚肉
冷え症の改善、アンチエイジングに期待できる。

ビーツメニュー例

ビーツとバナナのスムージー、ボルシチ、ビーツとオレンジのサラダ、ピクルス、じゃがいもとサーディンのビーツサラダ、ビーツリゾット、ピンクカレーなど。

【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ

近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。

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