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かぶのおすすめ保存方法/切り方&調理方法/食べ合わせ/メニューとは!?【カラダを温める食べ物】

Text:石原結實

体を温めるアイドル食材

身近な、いつも食べているものにも、体を温める食材はいっぱいあります。なにげなく口にしてはいたけど、もっと効果を感じたい、合理的に食べたい、と思いませんか? 切り方や調理方法で栄養価が変わるので、これを参考にしてぜひ、実践してみましょう。

【かぶ】カルシウムの含有量は、野菜のなかでトップクラス


●根と葉、別々の栄養素が生きた野菜
かぶは根と葉の部分で栄養価が異なり、実は葉のほうが栄養満点。葉は緑葉食野菜に分類され、ビタミンA(βカロチン)ビタミンB₁、B₂、ビタミンCなどが多く含まれています。ビタミンCはオレンジやトマトの約3倍。また、カリウム、鉄、カルシウムなどのミネラルも豊富で、特にカルシウムの含有量は、すべての野菜のなかでも断トツ。かぶ100g中230㎎にも及びます。

根の部分は、炭水化物の消化を促す酵素、アミラーゼやジアスターゼが豊富で、食べ過ぎや飲み過ぎによる胃腸の不調を整えてくれます。かぶの別名は「すずな」。正月に食べる七草粥に欠かせない野菜。ごちそうで疲れた胃腸を休めるという、昔の人の知恵が詰まっています。

【Point】アミラーゼは加熱に弱い!
効果を生かすなら、サラダや塩もみなどの生で食べることがベストです。

保存方法

●すぐに葉を切り落とし、別々に保存する
切り落とした葉は少し湿らせた紙に包み、ビニール袋に入れて野菜室で保存。根は紙に包んでビニール袋に入れて軽く閉じ、野菜室で保存します。どちらも2 ~ 3日保存可能。土付きのかぶは、土を洗い落さず、紙に軽く包み、ビニール袋に入れて閉じずに根を下にして、立てて常温で1週間保存可能。

おすすめの切り方&調理方法

●葉はぬか漬けにして代謝をアップ
まずは葉と根を切り離し、葉はぶつ切りにしておひたしや味噌汁の具として毎日食べれば、自律神経失調症などの予防・改善にも。ぬか漬けにすれば代謝をアップさせる成分のナイアシンが5倍になります。根は皮ごとくし切りか、スライスして煮物やスープなど。サラダや塩もみで生のまま食べると、胃酸過多の改善に効果を発揮します。

・くし切り/煮物など
・薄切り/サラダ、塩もみなど
・洗い方/葉の隙間に砂が詰まっていることがあるので、楊枝などでよく洗う。

おすすめの食べ合わせ

●かぶ+豚肉
ビタミンC とタンパク質でストレス緩和、動脈硬化を予防。

●かぶ+いんげん
胃腸を強くするいんげんと合わせて、胃もたれ予防に。

かぶメニュー例

ぬか漬け、浅漬け、塩もみ、甘酢漬け、かぶのスープ、味噌汁、葉のおかか炒め、豚肉とかぶの炒め物、鶏とかぶのクリーム煮、葉と油揚げの炒め物など

【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ

近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。

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