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大根のおすすめ保存方法/切り方&調理方法/食べ合わせ/メニューとは!?【カラダを温める食べ物】

Text:石原結實

体を温めるアイドル食材

身近な、いつも食べているものにも、体を温める食材はいっぱいあります。なにげなく口にしてはいたけど、もっと効果を感じたい、合理的に食べたい、と思いませんか? 切り方や調理方法で栄養価が変わるので、これを参考にしてぜひ、実践してみましょう。

【だいこん】胃に優しく、かぜや気管支炎に効く


●皮ごとすりおろして、丈夫な血管に
ジアスターゼやステアーゼなどの酵素類やビタミンC を多量に含んでいるため健胃作用があり、食中毒や二日酔いにも効果的です。また、粘膜を修復する作用のある鉄分やマグネシウムも多く含まれているので、かぜの治りを早め、気管支炎の去痰やせき止めの効果が期待できます。根よりも葉の部分に栄養が豊富で、特に免疫力アップには必須のビタミンAやEが多く含まれています。

皮にはビタミンCや毛細血管を強くするルチンが豊富。熱に弱く、時間が経つとビタミンCは壊れてしまうので、食べる直前に生のまま、皮ごとすりおろすのがおすすめです。辛味成分は胃液の分泌を促すほか、強い抗酸化作用で発がん物質を無毒化すると言われています。

【Point】天日干しで栄養を凝縮!
生のだいこんは、食べ方次第で体を冷やすことも。乾燥させたり漬物にすると陽性食材に変身します。

保存方法

●乾燥させないように全体を包みます
葉はサッと湯に通して粗熱を取り、密封袋に入れて冷凍で1か月保存可能。調理するときは解凍せずにそのまま使います。根は湿らせた紙に包み、ビニール袋に入れて野菜室で2週間保存可能。半分に切った場合は全体を湿らせた紙に包み、その上からラップで包み野菜室で1週間保存可能。細かく切った場合は密封袋に入れて冷蔵庫で2日間、すりおろしは密封袋に入れて冷凍庫で1か月保存可能。

おすすめの切り方&調理方法

●皮付近のビタミンCが最重要!
葉付き大根は葉を切り落とし、細かいぶつ切りにして炒め物や味噌汁に。大根の主な栄養は皮外側と葉にあるため、皮ごと食べることが必須。また、中心部分から栄養は抜けていくので輪切りやいちょう切りがおすすめ。千切りも皮と中心をまんべんなくきればOK。栄養素を余さず食べるなら皮ごとすりおろしがベスト。ただし食べる直前が鉄則です!

・千切り/味噌汁など
・輪切り/煮物など
・すりおろし/和え物など

おすすめの食べ合わせ

●だいこん+鶏肉
タンパク質とビタミンC が細胞を丈夫にし、肌荒れ解消に効果あり。

●だいこん+はちみつ
だいこんをすりおろした汁にはちみつを入れて飲めば声がれを改善。

大根メニュー例

千枚漬け、ぬか漬け、浅漬け、味噌汁、ふろふき大根、葉炒め、おろし鍋、大根サラダ、鶏とだいこんの炒め煮、だいこんとイカの煮物、ツナとだいこんの和え物など。

【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ

近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。

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