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海藻類のおすすめ保存方法/切り方&調理方法/食べ合わせ/メニューとは!?【カラダを温める食べ物】

Text:石原結實

体を温めるアイドル食材

身近な、いつも食べているものにも、体を温める食材はいっぱいあります。なにげなく口にしてはいたけど、もっと効果を感じたい、合理的に食べたい、と思いませんか? 切り方や調理方法で栄養価が変わるので、これを参考にしてぜひ、実践してみましょう。

【海藻類】健康寿命を延ばす、ミネラルたっぷり海の野菜


●がん細胞に働きかけ、自然消滅させる成分も
海藻は古くから日本人に親しまれてきた食材です。その種類はさまざまで、褐藻類(昆布、わかめ、ひじき、もずく)、紅藻類(のり、天草、ふのり)、緑藻類(あおのり、あおさ)などに大別されます。成分は野菜と似ていますが、ミネラル豊富な海中で光合成をするので、栄養価の面では圧倒的に上。

特徴となる栄養素はナトリウム、カリウム、鉄分、カルシウム、マグネシウム、マンガンなど多くのミネラル。なかでも含有量の多さが抜群なヨードは、新陳代謝を高めて若さと健康を保つ、甲状腺ホルモンの合成に必要不可欠な成分。特有のぬめりはアルギン酸によるもの。コレステロール値や血圧を低下させ、塩分や毒素を排出、がん細胞消滅に役立つフコダインも含まれています。

【Point】血管病に有効な成分も満載!
のりには、強心、降圧・抗血栓作用のタウリンも含まれているので積極的に食べましょう。

保存方法

●塩蔵、乾燥は生に戻したら密閉容器で冷蔵庫へ
海藻類には生、塩蔵、乾燥の3タイプがあります。生は購入後、そのまま冷蔵庫で保存し、2日以内に食べるようにします。塩蔵は密封袋などに入って販売されているので、そのまま冷蔵庫で保存。保存期間は商品に表示されているので要確認。乾燥は乾燥剤とともに密封袋に入れて冷暗所で保存します。昆布などは1年ほど保存が可能です。

おすすめの切り方&調理方法

●生、乾燥、それぞれ扱いは違います
海藻により切り方、調理法は違います。まず、わかめは大、小のぶつ切りが基本。昆布は鍋に入れる場合、鍋のサイズに合わせて切り、濡れ布巾で拭いてから入れます。昆布巻きは長いまま水で戻して調理。ひじきは水洗いしてそのまま調理、のりやあおさなどはそのまま食べるか、味噌汁に入れるなどします。

・ぶつ切り/酢の物など

おすすめの食べ合わせ

●海藻類+芽キャベツ
ビタミンC をプラスして鉄分の吸収力をアップ。

●わかめ+みそ汁
発酵食品の味噌と合わせれば、イライラ防止に。

海藻類メニュー例

ひじきの煮物、わかめとしらすのごはん、ニシンの昆布巻き、きゅうりとわかめの和え物、切り昆布の炒め煮、とろろ昆布汁、もずく酢、海苔の佃煮など。

【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ

近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。

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