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かつおのおすすめ保存方法/切り方&調理方法/食べ合わせ/メニューとは!?【カラダを温める食べ物】

Text:石原結實

体を温めるアイドル食材

身近な、いつも食べているものにも、体を温める食材はいっぱいあります。なにげなく口にしてはいたけど、もっと効果を感じたい、合理的に食べたい、と思いませんか? 切り方や調理方法で栄養価が変わるので、これを参考にしてぜひ、実践してみましょう。

【かつお】「魚を食べると頭が良くなる」は本当の話


●血合い部分は病後の滋養に最適な食材
「かつおだし」などの商品があるくらい、うま味成分があることで有名な青魚。かつおは脂肪の含有量が少なく、タンパク質は獣肉以上です。しかも脂肪酸は中性脂肪やコレステロールを下げさせるEPA、動脈硬化高血圧を予防し、脳を活性化させ、機能アップに欠かせないDHA が含まれています。

EPAに関しては、血液をサラサラにして生活習慣病を予防するうえ、アレルギー症状を予防・改善、さらにうつ病や認知症を改善する効果も期待できます。血合い(実の赤黒い部分)には、ビタミンA、B1、B12や鉄が豊富に含まれるため、貧血予防はもちろん、肌荒れ改善や、体力の低下時や、病後の滋養食としても適しています

【Point】DHAとEPAを摂るなら刺身がベスト!
加熱すると成分が脂と一緒に流れてしまう恐れがあるので、残さず摂るなら生食がおすすめです。

保存方法

●水気をよくふき取り、空気に触れさせないように
生のかつおは購入後、早めに食べることをおすすめしますが、保存する場合はペーパーなどで水気をよくふき取り、密封袋に入れて冷蔵庫、またはチルド室に置きます。それでも鮮度は落ちるので、なるべく早く食べましょう。切り身を保存する場合、生ではなく、たたきにして「漬け」(しょうゆ、酒、みりんに漬ける)にすれば1~2日は保存可能です。

おすすめの切り方&調理方法

●サクの背側はさっぱり、腹側は脂がのって濃厚
かつおは通常、半身、サク、刺身などで販売されています。刺身で食べる場合は、刺身用に切ったものを買うのもアリ。さばける人は半身を買って、腹と背にわけて調理します。かつおのたたきなどにする場合はサクを選びます。サクにも背側、腹側があり、腹側の方が脂ののりがよく、濃厚です。サクの外側だけをサッと炙り、斜めに切ります。

・斜め切り/かつおのたたきなど

おすすめの食べ合わせ

●かつお+パプリカ
βカロテンをプラスして、動脈硬化予防に。

●かつお+にんにく
アリシンと合わせて元気でポカポカの体に。

かつおメニュー例

かつおのたたき、かつおと新しょうがのカルパッチョ、かつおと根菜の煮物、漬け丼、かつおフライ、ガリぼんバターステーキ、しょうが醤油焼きなど。

【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ

近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。

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