色の好みに影響を与えるもの③
④太陽光、照度
自然光の下で色を見ると、見る場所によって色の見え方が変わります。赤道を中心とした熱帯のエリアでは、太陽光は「赤」「橙」「黄色」といった色を帯びるようになり、彩度の高い暖色がより綺麗に見えて好まれる傾向にあります。
逆に赤道から離れた北部(南部)のエリアでは、青みが強い色が綺麗に見えて好まれます。
ただし、「南部=みんな派手な色が好き」という単純な話にはならず、寒色を渇望するような嗜好傾向も見られることがあります。
⑤空気の透明度
空気中にある埃や水分が色の見え方を変えることもあります。北に位置していつも天候が悪く曇りが続くような湿度が高い場所では、色が濁って見えるようになります。そのエリアでは低彩度の色に慣れて、低彩度の色を好む傾向が出てきます。逆に反発して明るい色を求める嗜好も出てくることがあります。
⑥背景色
色は背景色によって見え方が異なります。
美しい海の「青」が鮮やかに見える地中海沿岸のような場所と、アメリカのアリゾナの砂漠地帯のような場所では、色の見え方が異なります。
日本でも緑に囲まれた田園風景で見る色と、灰色のビルやアスファルトに囲まれた都市部で見る色は異なり、色の好みや印象は変わっていきます。
色の好みはここでもつくられる
赤道近くでは太陽光は赤みを帯びているので、暖色が綺麗に見えて好まれる傾向があります。北のエリアでは太陽光は青みを帯びているので、寒色が綺麗に見えて好まれる傾向があります。
天気が悪い場所では暗い色や寒色が好まれる一方、反発する色も好まれる傾向があります。
背景の色の違いで色も異なって見え、好まれる色も異なります。
【出典】『本当の性格がわかる 未来が変わる 色でよみとく心理学』著:ポーポー・ポロダクション
【書誌情報】
『本当の性格がわかる 未来が変わる 色でよみとく心理学』
著:ポーポー・ポロダクション
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公開日:2024.11.05