馬券の予想に必要な情報のあれこれが掲載された競馬新聞
ちなみに競馬新聞とは、馬券の予想に必要な情報のあれこれが掲載された競馬の予想紙で、“競馬専門紙”とも呼ばれます。
競馬専門紙以外にも、一般のスポーツ紙や、タブロイド版の夕刊紙にも競馬面はありますが、“専門紙”というぐらいですから、価格も 500 円と、スポーツ紙や夕刊紙の3倍以上。データもその分、豊富です。
今では、スポーツ紙、夕刊紙の競馬面もかなり充実していますが、全12 レースのうち、下級クラスの馬が走る前半のレースの情報量に差があるように感じます。
各競馬新聞に所属して取材をする人を“トラックマン”と言い、調教をチェックする調教班、厩舎関係者のコメントを取りに行く想定班などに分かれ、それぞれの役割を分担。予想が当たれば読者からの支持も増え、人気のトラックマンとして、テレビやラジオの競馬番組にも出演するようになります。
競馬新聞を選ぶ側も、見やすさはもちろんですが、お気に入りのトラックマンや競馬評論家の予想が見たくて、どの競馬新聞にするかを決めることもあるようです。
競馬新聞は、早いところだと、競馬開催日前日のお昼ぐらいには、KIOSKなどの駅の売店に、また夕刊紙と一緒に、前日の夕方には、コンビニエンスストアの店頭に並ぶよう。もちろん、地域によって差はあります。
最近は“ペーパーレスの時代”と言われますが、それでもあれやこれやと書き込むことが多い競馬予想。『競馬新聞+赤ペン』のセットは、黄金コンビ!必需品と言えそうです。
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.07.03