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油やコレステロールがあってこそ体が丈夫になる!

Text:加藤雅俊

「脂質=油は太る」、きっと多くの人がそう思っていると思いますが、油が脂肪になるわけではありません。過剰な糖質が脂肪に形を変えて、蓄積し、やがて肥満になるのです。糖質やたんぱく質と同様に、脂質もまた、私たちにとって不可欠な栄養素です。では、人間の体になぜ、脂質が必要なのでしょう? それは、コレステロールをつくるためです。

コレステロールも体の材料になる

コレステロールは脂質を主に、糖質、たんぱく質を材料に、主に肝臓で合成されます。テレビや雑誌でも「コレステロールを控えよう」なんてよく言われていますし、「コレステロールゼロ」を売りにしている食品もたくさんあります。そういった情報を受けて、多くの人が「コレステロールはよくないものだ」と思い込んでいるのではないでしょうか? しかし、実際にはまったく逆です。それどころかコレステロールがなければ、生きていけません。

コレステロールの重要な役割

①細胞膜をつくる
筋肉、内臓、皮膚などは、すべて細胞の集まりですが、その細胞膜をつくっているのがコレステロールです。
②ホルモンの原料になる
女性ホルモンや男性ホルモン、副腎皮質ホルモンなど、生きる上で必要なホルモンの原料になって生命活動を支える働きをしています。
③ビタミンDの原料になる
紫外線にあたることで、骨の形成に必要なビタミンDを合成します。
④胆汁酸の原料になる
脂質を消化吸収するための胆汁酸の 原料となります。

どうでしょう。コレステロールの重要性が、わかってきましたか?

【書誌情報】
『肥満がいやなら 肺を鍛えなさい』
著:加藤雅俊 (薬剤師、体内環境師、薬学予防医療家)

肺の主な役割は「呼吸」と「血液循環」。酸素を含んだ血液を体内に循環させているが、十分に機能しないと不調を招く。 本書では、肺を鍛える方法として「肺ストレッチ」を提案。肺と血液の関係を説明しながら、その方法を紹介する。