前傾が深くなければ安定したストロークはできない
構えの姿勢において重要なポイントになるのが前傾の深さです。どのくらい前傾をするのがいいか?
ここに興味深いデータがあります。米ツアーで活躍する選手たちの平均身長は180センチ前後ですが、彼らが使っているパターの長さの平均は33.2インチ。日本で販売されている男性用パターの最短モデルは33インチが多いので、日本のゴルファーとほぼ同じ長さのパターを使っていることになります。
なぜ、180センチ以上の大男たちがそんなに短いパターを使うのか? それは、できるだけ前傾して打ったほうが、パッティングにおいては最適な動きであるショルダーストローク(プロの99%がパッティングの際に行っている打法)がしやすくなることを、彼らが知っているからです。ちなみに私の身長は170センチですが、パッティングのときの頭の高さは140センチ。少なくともこれぐらいの前傾は必要だということです。
【書誌情報】
『とことん上手くなる! パッティング家練メソッド』
著者:松本哲也
ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。
公開日:2020.02.16