仕事中に出掛けている時に起こりがちなゆがみ
仕事中によく見かける、ゆがみやすい姿勢の一例です。できるだけ、これらの姿勢をとらないように心がけましょう。
●前かがみになる
頭部が前に突き出し、肩が内側に入り、背骨が丸まると、首、肩、背中、腰に悪影響をおよぼします。内臓も圧迫されている状態です。
●ほおづえをつく
ほおづえをつくと、首から背中、腰へと大きく曲がった姿勢になります。日常的に片側だけつくクセのある人はとくに注意。
●足を組む
骨盤が水平にならず、つねに傾いた状態をつくりやすくなります。同じ方向でしか組まない人は、とくに注意が必要です。
●ひざをつける
ひざから下の足を外側に開いて座るクセのある人は、X脚になりやすいです。太ももの血管が圧迫されて、血流が悪くなることもあります。
●足を横に流す
左右の片側だけに足を流す座り方は、骨格や筋肉がアンバランスになり、股関節や骨盤のゆがみを引き起こします。
【書誌情報】
『ゆがんだ「背骨」の整え方』
著者:栗原隆 「栗原隆ウェルネスクリニック」院長
医師・医学博士。日本医師会認定産業医・健康スポーツ医
体のゆがみの多くは、姿勢や行動のクセによって起こります。肩こりや腰痛だけでなく、不定愁訴や内臓疾患の原因になっているかも。そんな体のゆがみを治す、簡単な体操を紹介する本です。メインはハイハイ体操。一日5分、赤ちゃんみたいにハイハイするだけ。背骨まわりの筋肉のバランスが整い体のゆがみが改善します。肩こりや腰痛などの痛み、猫背やそり腰、おなかぽっこりなどの見た目、冷えや不眠、生理痛などの不定愁訴が改善。それ以外にも、正しい歩き方や組み合わせる体操などを紹介しました。自分のゆがみをチェックして、さっそく始めましょう。
公開日:2021.02.15