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次々と体の調子を悪化させる「ゆがみの負のスパイラル」とは!?【ゆがんだ背骨の整え方】

Text:栗原隆

ゆがみの負のスパイラル

体のゆがみを放っておくと、体はそのゆがみを補おうとしてさらにゆがみます。ゆがみの負のスパイラルに陥らないようにするためには、ゆがみを解消することが一番の近道です。


体がゆがむとこりや痛みを発症し、睡眠不足になったり疲労が抜けなかったりします。それがストレスとなり、病気を招くことに。背骨や骨盤のゆがみが、直接、病気とつながることもあります。筋肉が衰えると内臓の機能低下をもたらし、そこからさまざまな不具合が生じる場合も。こうした症状が筋肉を緊張させ、新たにゆがみを生むことになるのです。

これらの改善にハイハイ体操は有効です。ハイハイ体操でゆがみを改善し、今、抱えている症状や悩みを一掃しましょう。

ハイハイ体操がゆがみを解消するしくみ

ハイハイ体操では、体のさまざまな部位を効率よく鍛えることができ、根本から体のゆがみを解消することにつながります。

【1】四つんばいの姿勢
両腕と両足で均等に体重を支えるため、どこか一点にだけ負荷がかかることがなく、かたよりが生じない。必要な場所に均等に筋肉をつけることができる。

【2】ハイハイで進む
四つんばいから首を持ち上げると、頸椎のカーブを維持しながら首の筋肉を鍛えることができる。四つんばいの姿勢を保ちながら進むことで、腹筋と背筋がバランスよく鍛えられる。

【3】バランスをとりながら進む
手足を動かして進むと、体が揺れて適度に筋肉を動かすことができ、ゆがみを正すことにつながる。また、不安定な姿勢になることがあり、自然にバランスをとって体幹が鍛えられる。

【4】一定の方向に回る
体に左右差のある状態で一定の方向に回りながら進むと、骨格を正して筋肉が弱くなっているほうを鍛えることができ、体の左右差が解消される。

ハイハイで鍛えられる体の部位

ハイハイは全身を使った動きであるため、体全体の機能を高めることができる。


【書誌情報】
『ゆがんだ「背骨」の整え方』
著者:栗原隆 「栗原隆ウェルネスクリニック」院長
医師・医学博士。日本医師会認定産業医・健康スポーツ医

体のゆがみの多くは、姿勢や行動のクセによって起こります。肩こりや腰痛だけでなく、不定愁訴や内臓疾患の原因になっているかも。そんな体のゆがみを治す、簡単な体操を紹介する本です。メインはハイハイ体操。一日5分、赤ちゃんみたいにハイハイするだけ。背骨まわりの筋肉のバランスが整い体のゆがみが改善します。肩こりや腰痛などの痛み、猫背やそり腰、おなかぽっこりなどの見た目、冷えや不眠、生理痛などの不定愁訴が改善。それ以外にも、正しい歩き方や組み合わせる体操などを紹介しました。自分のゆがみをチェックして、さっそく始めましょう。

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