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骨盤がゆがみにくくなる7つの歩き方のポイントとは!?【ゆがんだ背骨の整え方】

Text:栗原隆

重心移動を意識して姿勢よく歩く

 ゆがみにくい歩き方で歩くと、テンポよく歩くことができ、また足や腰に負担がかかりにくいため、すぐには疲れません。

ゆがみにくい歩き方のポイントは、おおまかに次の通りです。
 ❶ 頭から吊り下げられているように、力まずにまっすぐ立つ。
 ❷ おへそから指3〜4本分下にあたる部分に重心をおく。
 ❸ お尻に力を入れる。
 ❹ 重心を前に出して、一歩踏み出す。
 ❺ 残った足の筋肉が伸びきったら、次の一歩を踏み出す。
 ❻ 着地するときは、かかとから小指のつけ根、小指のつけ根から親指のつけ根、そして親指の先へと体重が抜けるように。
 ❼ 手はラクに振る。

直立二足歩行は重心の移動であり、その移動に足がついてくるというイメージです。まず一度、全身の力を抜いてラクな姿勢で立ちましょう。自然に首を伸ばし、頭のてっぺんから糸などで吊り下げられている状態を想像します。そして、おへその下あたりに重心をおくように意識して、お尻に力を入れます。

重心を前に押し出したら、すぐに足を踏み出すのではなく、できるだけがまんして踏んばることがポイントです。限界まで達し、耐え切れなくなると自然に一歩、足が出ます。再び重心を前に押し出し、後ろの足の筋肉が十分に伸びきった瞬間に踏み出す、これをくり返します。

着地の仕方も重要です。体重を、かかとから小指のつけ根へ、小指のつけ根から親指のつけ根へ、そして親指の先から抜けるように移動させます。エクササイズのウオーキングではないので、腕の振りはとくに気にせず、両手がラクに動かせるようにしておきます。

ハイハイ体操に加え、ふだんからゆがみにくい歩き方をすることで、体のバランスも少しずつ整ってくるはずです。

【書誌情報】
『ゆがんだ「背骨」の整え方』
著者:栗原隆 「栗原隆ウェルネスクリニック」院長
医師・医学博士。日本医師会認定産業医・健康スポーツ医

体のゆがみの多くは、姿勢や行動のクセによって起こります。肩こりや腰痛だけでなく、不定愁訴や内臓疾患の原因になっているかも。そんな体のゆがみを治す、簡単な体操を紹介する本です。メインはハイハイ体操。一日5分、赤ちゃんみたいにハイハイするだけ。背骨まわりの筋肉のバランスが整い体のゆがみが改善します。肩こりや腰痛などの痛み、猫背やそり腰、おなかぽっこりなどの見た目、冷えや不眠、生理痛などの不定愁訴が改善。それ以外にも、正しい歩き方や組み合わせる体操などを紹介しました。自分のゆがみをチェックして、さっそく始めましょう。

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