人生100年時代を生きる体づくりを
心がけひとつで明るい未来は開けていきます。「健康でいられる期間を少しでも長く」、その自覚をもって超高齢社会で力強く生きていきたいものです。
ここ数年「人生100年時代」という言葉を、テレビや雑誌、広告などのメディアで目にする機会が増えました。みなさんが、100歳まで生きる自分を想像したとき、どんな光景が広がっているでしょうか。
子供や孫たちに囲まれて笑う自分ですか。それとも病院のベッドで天井を見つめている姿でしょうか。
歳をとるにしたがって身体機能は衰えていきますが、その衰え方には大きな個人差があります。その個人差の要因の一つが「運動」です。生涯にわたって動ける体を持ち続けるカギは運動にあります。加齢によって起こる筋力の減少を、運動でできるだけ抑えることが健康寿命を延ばす秘訣となるのです。
【書誌情報】
『ゆ〜っくり座れば、一生歩ける!』
著:野坂和則
一生歩ける足腰はゆ〜っくり座ることで鍛えられる!「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」である健康寿命は、男性は約72歳、女性は約74歳です。誰でも歳をとるにしたがって身体機能は衰えていきますが、その衰え方には大きな個人差が。その個人差の要素のひとつが「運動」です 。運動をしている人とそうでない人では、健康寿命に大きな差が出てきます。運動といってもいろいろありますが、健康寿命を高めるには脚の筋力を維持し、向上させる筋力トレーニングが必須です。しかし、そうは言っても普通の筋トレはつらそうだし、なかなか重い腰が上がらない……という方にこそ実践して頂きたいのが本書で紹介している「エキセントリック運動」です。ゆ~っくりイスに座る時、大腿の前側の筋肉は伸ばされていきます。これが典型的なエキセントリック運動です。本書では、自宅でできるエキセントリック運動を紹介しており、どうしてエキセントリック運動が一生歩けるような足腰をつくるのに適しているのか解説しています。試しに、ゆ~っくりイスに座ってみて下さい。それだけでもかなり脚に効いていることがわかるはず。つらくないのに効果は絶大――。エキセントリック運動をすれば、10年分の筋力低下を、たった2ヵ月で元に戻すことも可能です。転ばぬ先の杖、一生歩ける体でいられるように、今日から準備を始めましょう。高齢者の方はもちろん、家族全員でぜひ読んで頂きたい一冊です。
公開日:2020.02.02
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