トレーニングを行うとスピードが落ちる?
選手がトレーニングを行う目的は「パフォーマンス向上」と「ケガの予防」です。
トレーニングには「特異性の原則」というものがあり、 基礎筋力という土台の上に、自分の行う競技動作に結びつくトレーニングを行うことで、必要な体力要素を強化することができます。
トレーニング計画を立て、適切な時期にスピードを重視したトレーニングを行うと、スピードはむしろ向上します。
ただし筋肉は脂肪よりも重いため、筋力強化によって体そのものが重くなるということは考えられます。
この場合は、重くなった体を支え、コントロールできるための体力要素(たとえばバランス能力や敏捷性など)も筋力同様に鍛える必要があるでしょう。
【書誌情報】
『基礎から学ぶ スポーツセルフコンディショニング』
著:西村典子(アスレティックトレーナー)
近年、セルフコンディショニングという言葉を聞けば、自分自身で自分の体を良い状態に保つための取り組みであることが理解されるようになってきましたが、やはり、その内容は奥が深く、まだまだ正しい知識が広まっていないのが現状です。そこで、本書では、数々のプロスポーツ選手を指導した経歴を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーである西村典子氏による環境に頼らず自分自身をアップデートする基礎から学ぶセルフスポーツコンディショニングを3つのパートに分けてわかりやすく紹介。結果を出すアスリートは必ず実践しているコンディショニングは必見です。
公開日:2019.09.02
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