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年を取ると筋肉痛が遅く出るって本当なの?

年齢のせいで筋肉痛が遅く出る?

「年をとると筋肉痛が遅れて出やすい」ということもいわれますが、これにも肯定、否定ともに議論がなされており、一概にはどちらが正しいとはいい切れないのが現状です。

年齢とともに体を動かす機会が減ってしまいがちであり、久しぶりに運動強度の強い運動を行うと時間をおいて筋肉痛が出てくることがあります。

筋肉を構成する筋線維そのものには痛みを感じる神経がありません。

痛みは筋線維が傷つき、炎症が広がって痛みを引き起こす神経伝達物質が筋膜に届いてから感じるため、時間差があると考えられています。

日頃から運動習慣がある人の筋肉は毛細血管がよく発達しているため、血液循環によって必要な酸素や栄養素を取り込み、痛みを発する物質を排出する能力も高くなるのですが、あまり運動をしていない人の筋肉は毛細血管の働きも不十分であり、筋線維の修復や痛み物質の除去にも時間がかかるため、筋肉痛の出現も遅れてしまいます。

年齢によるものというよりは運動習慣の有無や運動強度による影響が大きいと考えられます。

【書誌情報】
『基礎から学ぶ スポーツセルフコンディショニング』
著:西村典子(アスレティックトレーナー)
近年、セルフコンディショニングという言葉を聞けば、自分自身で自分の体を良い状態に保つための取り組みであることが理解されるようになってきましたが、やはり、その内容は奥が深く、まだまだ正しい知識が広まっていないのが現状です。そこで、本書では、数々のプロスポーツ選手を指導した経歴を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーである西村典子氏による環境に頼らず自分自身をアップデートする基礎から学ぶセルフスポーツコンディショニングを3つのパートに分けてわかりやすく紹介。結果を出すアスリートは必ず実践しているコンディショニングは必見です。