社会人になると太りやすいのは、下半身の筋肉が衰えるから
20歳ぐらいまでは体の成長を促す成長ホルモンなどが盛んに分泌されます。
そのため、特別なスポーツをしていなくても筋肉は自然に増えます。
子どもの頃は遊びの中や体育の授業で、運動部に入っていた人はさらに多くの刺激を受けて筋肉はどんどん増えて発達するのです。
しかし、 20歳頃をピークに筋肉量は減っていきます。
それに追い打ちをかけるのが、社会人になってからの環境の変化。
上半身の筋肉を使う動作、物を取る、持つ、運ぶなどといった動きは、生活環境が変化してもそれほど変わりませんが、顕著なのは下半身の筋肉の減少です。
学生の頃は、1階から5階の教室にも階段で移動するのが当たり前だったのに、職場ではひとつ下の階に降りるのもエレベーター。
駅や商業施設ではエスカレーター、電車内では空席を探す。
時間に余裕がないから、ちょっとした距離でもタクシーに乗るなど、思い当たることはありませんか。
こうした生活を続けていると、下半身の筋肉は自覚している以上に衰えてしまいます。
社会人になったら脂肪がつきやすくなるのは、飲み会などによって摂取カロリーが増えるのも一因です。
しかし、学生の頃と同じエネルギーしか摂っていなくても太ります。
それは、成長ホルモンの減少やライフスタイルの変化によって下半身の筋肉が減少し、消費エネルギーが少なくなるからなのです。
【書誌情報】
『世界一やせるスクワット』
著:坂詰真二
1日3分スクワットだけ! 正しいやり方で時短・超速ダイエット!忙しい人でも1種目で全身運動ができ、驚くほど効果がある“正しいスクワット”を紹介。高負荷低回数だから時間もかからず、必ず効果のあるスクワット法のやり方と、そのさまざまなメリットを写真、イラストでわかりやすく紹介します。トレーニングはつらい、時間がかかる、というイメージも強いですが、プロフェッショナルが教えるスクワットなら、無駄に回数をこなす必要がありません。今までのスクワットの常識が変わります!
公開日:2019.10.03