ダイエット中は「筋トレ」で基礎代謝を死守
食べ物から摂取するエネルギーよりも消費エネルギーが上回る。
これがやせる仕組みです。
エネルギーを消費するというと、体を動かすことをイメージしがちですが、それは全消費エネルギーの15〜20%でしかありません。
消費エネルギーの60%を占めているのは、熱を作り体温を保つなど生命を維持するための基礎代謝。
その役割を担っている筋肉は、意識して運動していなくてもエネルギーを使っています。
ヒトの筋肉は1kgあたり1日で10kcal消費します。
すなわち筋肉量が多ければ多いほど、ただ生活しているだけでやせやすくなるという理想的な体になります。
ここでダイエットをする方々に知っておいてほしいのが、やせるときには体脂肪だけでなく筋肉も減ってしまうという真実。
食事制限だけでやせると一時的に体重が落ちても筋肉減少の為に基礎代謝が悪くなり、リバウンドしやすく、さらにはや せにくい体になってしまうのです。
そうでなくても筋肉は年を取るほど減っていくので、基礎代謝をキープしたまま体脂肪だけを減らしたかったら、筋トレを行って筋肉量を維持することが必要不可欠。
ここで知っておきたいのが筋肉について。
筋肉には「速筋」と「遅筋」とがあり、加齢やダイエットで減りやすいのが「速筋」 です。
ですから鍛えるべきは「速筋」。
スクワットでしっかりと負荷をかけると、10回程度の反復トレーニングで速筋を鍛えることが可能です。
【書誌情報】
『世界一やせるスクワット』
著:坂詰真二
1日3分スクワットだけ! 正しいやり方で時短・超速ダイエット!忙しい人でも1種目で全身運動ができ、驚くほど効果がある“正しいスクワット”を紹介。高負荷低回数だから時間もかからず、必ず効果のあるスクワット法のやり方と、そのさまざまなメリットを写真、イラストでわかりやすく紹介します。トレーニングはつらい、時間がかかる、というイメージも強いですが、プロフェッショナルが教えるスクワットなら、無駄に回数をこなす必要がありません。今までのスクワットの常識が変わります!
公開日:2019.10.04