「初球気を付けろよ」の指示で初球ボールから入れば、自分が苦しくなるだけ…
キャッチャーとして、打席に立ったバッターをどう観察していたのか?
打席に入ってくるのが「いつもより早い」「いつもより遅い」といったことでも感じ取ることのできることがあったという。
選手によるが、例えば「状態がいいと、早く打ちたいから打席に入るのがスムーズになる」などだ。
キャッチャーあるあるを一つ。
「初球気を付けろよ」という指示を何度も言われたという。
キャッチャー経験がある人なら分かるはずだ。
しかし、谷繁元信さんはこの言葉は意味がないと語る。
なぜなら、この指示の正解がないから。
「初球を気を付けるというのは=ボール球から入れ」と解釈する人が多いと思うが、では初球ボールから入ったとして2球目はどうしたらいい?
誰もその答えを言えないのが現実。
だから、谷繁元信さんはこの言葉を自分で使うことはないという。
公開日:2021.08.08