SPORTS WORK
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マイナーなスポーツをファンだけで運営できる仕組みとは?

自分自身から、産業全体へ。中原さんの抱く夢

ー中原さんの今後の夢はありますか。

「28年間勤めてきて、今50歳です。今までの夢って自分中心に考えてたんですけど、この業界を何とかしたいという風に変わってきていますね。年齢の影響かはわからないですけど、産業そのものに大きな可能性を感じています。用品だけにとどまらず、スタジアム事業とかエンターテインメントも含めたスポーツ産業。その中で自分がやってきた経験をもとに、つながりを大きくしたいんです」

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ースポーツ業界内の横のつながりを大きくして、スポーツ産業自体を大きくしようということですね。

「具体的にはITであったり、弁護士や会計士の方でスポーツビジネスに関わっている方がいっぱいいらっしゃいます。会計士でサッカーチームのサポートをしていたり、弁護士だけのスポーツ分科会をしていたり。そういう人たちの話を聞いているとものすごく面白いんです。スポーツに対しての考え方やビジョンがすごくて、自分も夢が膨らんでくるんです。いろんな人たちとともに、何か新しいことをやってみたい。まだ机上の空論の段階ですけど」

ーどんな机上の空論なのか、聞きたいです!

「例えば、新しい形の球団経営ですね。メジャーなプロスポーツは大企業がスポンサーになって、スポンサーありきの経営でした。そこをよりマイナーなスポーツまで落とし込み、ファンだけで運営できる仕組みを構築したい。例えばクラウドファンディングでできないか、とかですね。そして、リアル観戦よりもアプリで観戦する人をメインにしたサービスを提供したい。」

ー斬新なアイデアですね。

「新日本プロレスワールドという月額999円のプロレス閲覧サービスは、数十万人の会員がいて、そのうち40%は海外のファンだそうです。後楽園ホールで生で観るだけじゃない。そういう風に興味のある人がたくさんいるっていうことを分かったうえで従量課金のビジネスを始めたら右肩上がりに成長しました。これを草野球や、少年野球でやっても面白い。1万人程度のスタジアムで試合をやっているけど、裏側で何十万人の人が試合を見ているという世界を作り上げてみたいです」

ー今のお話の中にもアプリが登場しました。インターネット、ITの波に乗りながらも、人の部分を残していく。そういった進化こそが、スポーツ流通業が生き残るヒントとなりそうですね。

「まさにそう思います。商品を売るだけでは安かろうで終わってしまうので、どちらかというとスポーツをする人を元気にするためにはどうしたらいいかとか、勝つためにはどうしたらいいかというところから”逆算”ですね。そこにはモノかもしれないし、サービスのほうがいいかもしれないし、このアプリがいいよね、という提案にもなるかもしれない。出来たから売る、流すというのはもうダメだなと感じています」

【インタビュー】株式会社SSK 中原幸和

◆経歴◆
1969年3月生まれ、愛媛県出身。二松学舎大学卒業後、株式会社SSKに入社。大宮支店(埼玉)営業部、物流センター(埼玉)、東京支店営業部を経て、大阪に赴任。大阪の営業部時代にネット通販を担当したことから、ネット推進事業部(現・トータルコミュニケーショングループ)に異動し「SSKネット」の運用を任される。A型の牡羊座。

【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子

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