物理の話

フィギュアスケートの回転がだんだん速くなるワケは?【物理の話】

運動量保存則と角運動量保存則 フィギュアスケート選手の演技を見ていると、スケート靴で氷を蹴っていない間、ほぼ同じ速さを保って氷上を滑っていることがわかります。 ここでは、フィギュアで見られる物理現象について見ていきましょ […]

着地でスキージャンパーがケガをしないワケは?【物理の話】

斜面の効用――着地時の衝撃緩和 スキージャンプは、傾斜角約35度のアプローチ斜面を滑り降り、時速約80〜90㎞のスピードで踏切台を飛び出して、着地点までの飛距離点や飛型点をV字型飛行で競う競技です。 さて、踏切地点と着地 […]

川の真ん中が速く流れるのはどうしてか?【物理の話】

粘性――水の粘り 水はどんな形の器に入れられても、その形の通りになります。 水のような液体では、構成している分子同士の結びつきが、金属のような固体ほど強くありません。そのため、分子はわりと気ままに運動しています。それこそ […]

普通の虹とは別の副虹と環水平アーク(水平線上の薄雲に見える虹色の光の帯)が出現する条件とは?【物理の話】

太陽光の分散と屈折率 空には普通の虹の他にも色がついて見える現象がたくさんあります。そのほとんどは普通の虹と同じように太陽光の分散が原因です。 ここでは、副虹と環水平アーク(水平線上の薄雲に見える虹色の光の帯)を取り上げ […]

夕方の雨が上がったあとの空に、半円状の鮮やかな色の虹が出現するワケとは?【物理の話】

太陽光の分散と屈折率 夕方の雨が上がったあとの空には、半円状の鮮やかな色の虹が出現することがあります。 ここでは、虹のしくみについて考えてみましょう。 夕方の空に現れる虹は、太陽を背にして立ったとき、水平から約40度の角 […]

1年草植物の茎がパイプ状なワケは?【物理の話】

形状がつくり出す強さ 多くの植物の幹や茎は、円柱の形をしています。何十年、何百年と生きる種類の植物の幹は、中身までしっかりと詰まっています。ところが、1年で枯れてしまう1年草植物の茎は、硬いのは外の皮だけ、つまり、丸いパ […]

アメンボが水面に浮いていられるワケは?【物理の話】

足先の脂と表面張力 アメンボは、流れの緩い川や公園の池などで水面を滑るように動き回っている昆虫です。多くの虫が、何かの拍子で水面に落ちると脱出できないのに、アメンボが大丈夫なのはなぜでしょうか?これには、水の表面張力が大 […]

人間の目の水晶体はレンズ状だが、魚の目の水晶体が球状のワケとは?【物理の話】

入射角と相対屈折率――スネルの法則 水中で生活している魚の目の水晶体は球状の形をしていて、人間のレンズ状の形と大きく違います。 ここでは、魚の目の水晶体が球状のワケを考えてみましょう。 どの生き物の目でも、角膜と水晶体で […]

夜道でドキッ!懐中電灯や車のヘッドライトに照らされると猫の目が光るワケとは?【物理の話】

猫の目と再帰性反射 夜、懐中電灯や車のヘッドライトに照らし出された猫の目がキラリと光ることがあります。人間の目は光りませんが、なぜでしょう? この疑問に答えるために、地上の動物の目がどのように光を捉え、物体の形や色などの […]

人は気温が同じでも、湿度が高いと不快を感じるワケとは?【物理の話】

湿度と水蒸気・不快指数 蒸し暑いときに人が感じる不快さには湿度が大きく関わっています。湿度は、 (湿度)=(空気に含まれている水蒸気の量)÷(空気が含むことのできる最大の水蒸気の量)×100% として決められる量です。 […]

冬のよく冷え込んだ早朝に普段聞こえない遠くの踏切や列車の音などが聞こえるワケとは?【物理の話】

放射冷却での音の速さと屈折 冬のよく冷え込んだ早朝には、ふだん聞こえない遠くの踏切や列車の音などが聞こえてくることがあります。この現象はどうして起きるのでしょう? 夜間、空に雲がなければ地面から放射される赤外線は宇宙空間 […]

晴れた寒~い冬の朝、地面から霜柱が立つしくみとは?【物理の話】

放射冷却と毛細管現象の役割 冬の晴れた寒い朝、地面から霜柱が無数に生えているのを見かけます。この霜柱は、どのようにしてできるのでしょうか? これには、放射冷却と毛細管現象が深くかかわっています。 一見、冷たく見える0℃の […]
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