雲の図鑑

「飛行機雲が広がると雨」など空から天気の変化を予測できる方法とは?【雲の図鑑】
昔は身のまわりの変化から天気を予想した 今のような天気予報がなかった時代は、空を眺め、風を感じ、生きものの様子や身のまわりのものの些細な変化などから天気を予想してきました。これを観天望気といい、ことわざの形式で伝承されて […]

太陽と反対側の空に見られる色鮮やかな光のアーチ「虹」のメカニズムとは?【雲の図鑑】
雨上がりの夕方虹を探してみよう 虹は、太陽と反対側の空に、多数の水滴(おもに雨粒)が存在するときに現れる、光の現象です。比較的見つけやすいのは、雨上がりの夕方です。太陽の光が雨粒などの水滴にあたると、2回の屈折と1回の反 […]

山岳の地形が関係してできる地形性の雲とは?【雲の図鑑】
山の周りを吹く風が独特な形の雲をつくる 山岳地帯など、地形の凹凸が大きい場所は、風の流れがその影響を強く受けます。その結果、風の流れが上向きになって、空気が上昇して雲ができることがあります。このように、地形の影響を受けて […]

飛行機雲は人工的な雲?!変わったメカニズムで発生する特殊な雲とは?【雲の図鑑】
変わったメカニズムで発生する特殊な雲 何らかの理由で水蒸気を含んだ空気のかたまり(以下、空気塊)が持ち上げられると、断熱膨張・冷却という過程を経て、空気塊の温度が下がります。すると空気塊の中に含まれていた水蒸気が、水滴や […]

冬の雷は夏の雷よりも強いエネルギーを持っているって本当?【雲の図鑑】
積乱雲に伴って発生する雷は夏と冬とでタイプが異なる 積乱雲は、十種雲形のなかで、雷を発生させる唯一の雲。積乱雲の中には、大量の氷の粒(あられ)や氷晶があり、互いに激しくぶつかり合っています。電気の帯び方は気温などの条件に […]

知っていれば回避できる?!竜巻が起こりやすい場所や危険な積乱雲とは?【雲の図鑑】
竜巻が起こりやすいのは雨の降っていない場所 発達した積乱雲の周辺には、さまざまな雲や現象が見られます。上図はそれをまとめたイラストです。 このなかでとくに注意が必要なのが、積乱雲の雲底で雨の降っていない領域(rainfr […]

竜巻や豪雨など、さまざまな気象災害の元凶となる雲とはどんな雲?【雲の図鑑】
十種雲形中、唯一、発雷能力をもつ巨大な雲 いわゆる雷雲で、背の高さは10,000mにも及びます。一方で、雲の幅は数キロ~十数キロメートル程度と狭いため、ピンポイントで激しい雷雨をもたらします。遠くの空にあり、地平線からそ […]

めったに遭遇できないレアな雲!U字型の細長い「馬蹄雲」とはどんな雲?【雲の図鑑】
あっという間に消えるとてもはかない雲 積雲の縁にできる、くねくね曲がるひも状の雲です。何らかの理由でできた細長くて小さな風の渦巻がつくる雲です。 くねくねと形を変えていき、典型的なものはまるで馬の蹄のようなU字型になりま […]

台風が接近している時に空に現れる「積雲」の特徴とは?【雲の図鑑】
白い綿を浮かべたような、もくもくとした雲 もくもくとした白い雲で、底の部分は陰影によって黒っぽくなっています。上に向かって成長する雲で、 ときにとても背が高くなります。これが積雲の雄大雲で、しばしばピンポイントでシャワー […]

どのくらい見えたら「もや」でどのくらい見えないと「霧」になるの?【雲の図鑑】
視程が1km未満なら霧、1km以上なら、もや 霧ともやは、地表付近に微細な水滴(0.001~0.1mm)が多数浮遊し、見通しが悪くなる現象です。両者の違いは、どのくらい遠くまで見通せるか(視程)です。 視程1km未満であ […]

よく聞く「空海」とはどんな雲の状態のことをあらわすの?【雲の図鑑】
雲を高いところから見下ろした状態 山登りなどで標高を上げていくと雲の上に出て、足元に見事な雲海が広がって見えることがあります。 雲海はおもに層雲からなり、地形の低いところが雲で埋め尽くされ、遠くの山々が海に浮かぶ小島のよ […]

考えてみると違いが分からない!「氷雨」と「雨氷」って何が違うの?【雲の図鑑】
雨粒が落下途中で凍る凍雨と、地物にぶつかった衝撃で凍りつく雨氷 関東地方など太平洋側で降る雪は、おもに本州の南岸を通過する低気圧(南岸低気圧)によってもたらされます。雲の種類は主として乱層雲です。 低気圧周辺は、暖気と寒 […]