雲の図鑑

空にクラゲが出現?!海を泳ぐクラゲのような「くらげ雲」はどんな時に現れる?【雲の図鑑】

乾燥した「空気の泡」が、雲の下側をかき乱す 空に浮かぶ雲の下側がふわふわとかき乱され、まるでくらげのような姿をした「くらげ雲」。おもに巻積雲や高積雲に見られるもので、形の変化がとても速く、あっという間に姿を変えてしまいま […]

太陽が地平線より高い位置で沈んでいくことがあるって本当?【雲の図鑑】

地平線近くの雲が夕日を隠してしまう 夕方、西の空にある太陽は、山や建物などの障害物がない限り、地平線の向こう側へと沈んでいきます。 ところが、障害物とは関係なく、太陽が地平線に到達する前に、高い位置で姿を消してしまうこと […]

低気圧が近づいている時に出現しやすい「巻層雲」とは?【雲の図鑑】

雲本体はとても地味だが、美しいハロをもたらす 空の広い範囲をべったりと覆う薄い雲で、なんとなくぼんやりと白くかすんだように見えます。雲の輪郭がはっきりせず、どこからどこまで雲なのか、その境界は不明瞭です。 太陽は雲を通し […]

手をスケールにして雲の大きさを測る方法とは?【雲の図鑑】

雲の幅や距離は視半径で表す 雲や光の現象の大きさ、そして位置関係を示すのによく使われるのが視半径です。視半径は空の2点(それぞ れA、Bとする)と観測者Oの間をなす角度(∠AOB)で、AB間の距離を数値で示せるようになり […]

遭遇チャンスはかなり低い!大きな穴があいた「穴あき雲」とはどんな雲?【雲の図鑑】

小雲の群れに大きな穴が開く 多数の小雲が密集し、板のように広がった巻積雲。そこを飛行機が突き抜けていくと、その部分に穴が開きます。これが時間とともに大きくなり、雲にぽっかりと大きな丸い穴が開いたようになることがあります。 […]

紙や板のような雲が広く浮かんでいる?層状雲とはどんな雲?【雲の図鑑】

紙や板のように薄く広がる【層状雲】 空の広い範囲を覆い、まるで一枚の紙や薄い板きれのように見えるものを層状雲といいます。隙間がほとんど見えないくらいびっしりと密集することもあれば、小雲と小雲の間が比較的空いていることもあ […]

いわし、うろこ、さば… 呼び名がたくさんある「巻積雲」とは?【雲の図鑑】

小さい粒のような雲がびっしりと集まる 粒のように細かい小雲がびっしりと現れ、全体的にツブツブして見える雲です。ときに高積雲と紛らわしいことがありますが、個々の小雲の大きさが異なります。巻積雲の小雲が視半径1度未満なのに対 […]

メカニズムなど未解明な部分が多い謎多き雲「ジャンピング シーラス」の特徴とは?【雲の図鑑】

巻雲がぴょんと跳ね上がるジャンピングシーラス 対流圏と成層圏の境界には、対流圏界面と呼ばれる壁のようなものが存在します。もくもくと勢いよく盛り上がってきた積乱雲も、これを突破することはできません。雲頂が圏界面に到達すると […]

見つけたらスゴイ!まるで日本画の波のような雲「KH波雲」とは?【雲の図鑑】

すじが日本画の波のように 上下方向の風速差が大きく、上側でとくに強い風が吹いているときは、ケルビン-ヘルムホルツ波(KH波)と呼ばれる上下方向の風の波ができます。上側の波頭は、強風に流されながら次第に前のめりになり、日本 […]

遭遇したらラッキー?!雲のすじが重なって見える「二重雲」丸いこぶの「乳房雲」とは?

【二重雲】雲のすじが重なって見える 空は一枚の絵のように見えてしまうため、つい忘れがちですが、きちんと「高さ」もある三次元の空間です。見かけは同じところにある雲も、じつは浮かんでいる高さが数百メートル単位でずれていること […]

魚の骨のように雲のすじが広がった「肋骨雲」とはどんな雲?【雲の図鑑】

雲のすじが肋骨のように並ぶ 文字通り肋骨(あばら)のように並んだ巻雲をいいます。典型的なものでは、雲の中央に軸となる雲の帯があり、そこから左右に向かって毛状の雲が広がります。しかし、中央の軸がはっきりしないものや、毛状の […]

積乱雲の上部が離れた偽の巻雲「雷しらす」とは?【雲の図鑑】

【濃密雲】分厚い布切れのような雲 厚く、濃密な巻雲です。太陽を隠すほど分厚くなることもあり、雲の底がしばしば灰色になります。ぼってりと分厚い布切れのような雰囲気で、輪郭はくっきりし、繊維状のほつれも見られます。 積乱雲の […]
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