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ワインの賢い買い方とは!?ワインコレクションを組み立てる選択基準も紹介【一生に一冊はもっておきたいワインの教科書】

Text:エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテュー

ワインコレクションを組み立てる

世界には無数のワインがある。好みや飲みかた、イベントにあわせて、自分だけのラインアップを組み立てよう。

ワインを選択する基準

ふだん飲みのワイン、ワンランク上のワイン、長期熟成型の高級ワインを組みあわせる

ふだん飲みのワイン:自分の好みにあった軽くてフルーティーなワインがおすすめ。

特別なときのためのワンランク上のワイン:今飲むことも、数年保存もできるワインなら、奥のほうに置いておこう。さまざまな味わいのワインをそれぞれ2本以上購入して、折にふれて飲みながらコレクションしていくのが理想的。

長期熟成型の高級ワイン:ワインセラーに最低5年保存してから味わいたい。

大切なイベントのための逸品ワインも忘れずに

出産や結婚など大切なイベントでは、値段にかかわらず、特別なワインを用意しよう。

保管しているワインを記憶する為に便利なワインセラーブック

保管しているワインすべてを記憶するのは至難の業。ワインセラーブックをつくっておけば便利だ。各ワインの情報、テイスティングノート、料理との組みあわせ、入庫日と出庫日を忘れずにメモしておく。

ヴィンテージワイン

地域や生産者ごとに収穫年のクオリティを把握しておこう。すぐれた年のワインを多めに購入しよう。

ワインの賢い買い方

旅行先で見つけたワイン、専門店のおすすめワイン、試飲会で飲んだワインなどを組みあわせれば、それだけで幅が広がる。

ワイン専門店

ワイン専門店/ワインの賢い買い方『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』

プロならではのアドバイスが期待できて、個性的なワインをすすめてくれることも。

スーパーマーケットなど

スーパーマーケットなど/ワインの賢い買い方『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』

フランスでは8割のワインがスーパーマーケットで販売されている。売り場でどれを選ぶか迷うこともしばしばだ。

ワインフェア

ワインフェア/ワインの賢い買い方『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』

フランスでは9月から10月にかけて、いろいろなお店でワインフェアが開催される。春にはロゼワインのフェアが開催されることもある。

オンラインショップ

オンラインショップ/ワインの賢い買い方『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』

インターネットはワインの世界でも大活躍。独自のコンセプトをもったサイトが増えている。

アンプリムール

アンプリムール/ワインの賢い買い方『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』

「アンプリムール」とは、びん詰め前のワインを予約して購入する先物買いのこと。出荷価格よりも2割ほど安く買えるのが魅力だ。とくに秀逸なヴィンテージワインは、お得感が高い。

オークション

オークション/ワインの賢い買い方『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』

お得に購入したい人にはおすすめ。購入の際のポイントは2つ。1つは、ワインがしっかりと保管されていたか確認すること。もう1つは、希望ロットの上限価格を自分なりに決めておくことだ。

直接買いつけ

直接買いつけ/ワインの賢い買い方『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』

生産者と話ができるのが、直接買いつけの醍醐味だ。

試飲会

試飲会/ワインの賢い買い方『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』

ワインに特化した試飲会を選んで参加してみよう。ワインを購入する際は、配送料を確認するのも忘れずに。

【そのほか】ワインの香味に影響するため、開封後のペンキ缶と一緒に保管したり、段ボールに入れてキッチンなどワンセラー以外の場所で保管するのは避けよう。

フランスではワインフェアは一大イベント

フランスではじめてワインフェアが開催されたのは1973年。大手スーパーマーケットチェーンのルクレールの創業者エドゥアール・ルクレールの発案だ。現在のようなワインフェアの形が完成したのは1980年代末のこと。当時も今も、量販店はワインフェアのために、シャトーをはじめとして生産者から直接ワインを仕入れている。なかでもボルドーワインの占める割合が大きい。

『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』はこんな人におすすめ!

・本場フランスのワイン専門学校からワインを詳しく学びたい
・楽しみながらワインの知識を身につけたい!
・世界各国のワインを知りたい!

と感じている方には大変おすすめな本です。

パリで人気のワイン専門学校からお届け!専門家である講師たちはワイン醸造とテイスティングの資格をもち、フランス国内外で豊かな経験を積み、指導者としてもすぐれています。基本からあらゆるワインの紹介までをまとめた、いわば集大成。パリの授業をまるごとお届けします。

世界中のワインの紹介と、学んだことを実践的に修得できるテイスティングレッスン&テストも掲載!

エコール・デ・ヴァン・スピリテューはワインの本場、フランス・パリに本拠を置く人気のワイン専門学校です。体系的メソッドにもとづくグランド・テイスティングコースから生まれた本書では、ワインの特徴や、クオリティが生まれる仕組みも図解だからとってもわかりやすく、ワインをはじめて学ぶ初心者さんにも優しい内容です。

ワインクイズ

気になる中身を少しだけご紹介!ワインのスタイルによってブドウの収穫タイミングが変わる!手摘みと機械の収穫ではどう違うのか?

収穫に適した最良のタイミングって?夜間収穫もある?

ブドウが熟したら、収穫のはじまりだ。収穫は手摘み、または機械で行う。開花してから100日ほどで収穫に入るが、ブドウの成熟度と目標とするワインのスタイルによって、収穫のタイミングを決める。収穫日の決定は難しく、責任重大だ。はやすぎると、実が酸っぱく、糖分の含有量も低い。遅すぎれば、過度に成熟して酸味が足りず、糖度がごく高くなるほか、灰色カビ病に感染するリスクもある。栽培者は時間をかけて天気予報をチェックし、ベストなタイミングを見きわめる。

手作業で収穫するのは負担が重く、時間もかかるが、格の高いアペラシオンや、アクセスしにくいブドウ畑や丘陵、特殊な醸造法を必要とするブドウでは手摘みがふつうだ。たとえば、極甘口ワインに用いる貴腐菌ボトリティス・シネレアのついたブドウは、手摘みと決まっている。シャンパーニュなど一部のアペラシオンの規定でも、収穫は手摘みとされている。手摘みには、摘む人と運ぶ人のチームワークが重要だ。摘む人は剪定ばさみで注意深く房を切り、ケースなどに入れる。運ぶ人は背負いカゴにブドウを入れて列の端まで運び、ケースなどに入れる。ケースならそのままトレーラーに乗せて、醸造所まで運んでいける。

新鮮さを保つため、月と星の明かりのもとライトをつけながら収穫することを夜間収穫という。冷気がブドウの酸化を防ぎ、実に含まれるフレッシュさやフローラルなアロマをあますところなく守ってくれるのだ。

機械収穫は手摘み収穫となにが違う?

収穫機はブドウ収穫のために設計された機械で、1回で収穫のすべての作業を行う。ブドウ樹の列をまたいで進み、振動作用を利用して作業する。機械から支柱とブドウ樹に振動を伝えることで、実がふり落とされるというわけだ。ただし、すべての品種が機械収穫に向いているわけではない。

収穫機が登場したのは1970年代。効率的に収穫できるのが強みで、実が樹になったまま腐るなどという事態を防げる。また夜間にもつかえるので、ブドウの鮮度を保ちやすい。経済面でも機械は文句なしに優秀。機械収穫されたブドウはクオリティが劣ると、まことしやかにいわれているが、新世代の機械なら、しっかり調整して準備をしておけば、抜群のはたらきをしてくれる。

ブドウの収穫

世界中のワインをもっと深堀り!プロヴァンス地方のワインの魅力とは?

ロゼワインといえば、明るいピンク色が特徴だが、プロヴァンス地方のロゼワインは、洗練されたニュアンスの繊細な色あいだ。微妙な色調をあらわすのにつかわれるのは、スグリ、モモ、グレープフルーツ、メロン、マンゴー、マンダリンオレンジなどフルーツの名前だ。

ロゼワインの種類

南仏バンドールのワインは気候を活かして作られた!ロゼワインのピンク色はどこからくる?

バンドールのブドウ畑は、サント・ボーム山塊から地中海沿岸にかけ、自然がつくり出した石の積まれた段丘のレスタンクに広がっている。生産者たちは何世紀もかけて、丘陵を開墾してブドウ樹を植えた。海に面した南向きの畑は、年間を通してたっぷりと陽光を浴びる。バンドールの赤ワインは、おもにムールヴェードルからつくられている。ゆっくりと熟すムールヴェードルは、このアペラシオンの中心品種で、アサンブラージュの50%以上を占め、グルナッシュとサンソーをあわせてつかう。前者はボリューム感を、後者は繊細さをもたらす。ワインは長期熟成型で力強く、しっかりとした骨格で、ドライハーブやスパイスのアロマを備えている。

ロゼワインの醸造では、黒ブドウの果皮を漬け込むため、色素が果汁に溶けてピンク色になる。つまり、色はタンク内での果皮と浸漬時間、温度、ほぼ無色の果汁と果皮の接触度に左右される。現在のトレンドは淡いピンク色。ロゼワインの色とクオリティに相関関係はないが、ビジュアルは重要で、選択基準の1つにもなる。淡い色のロゼワインは、より酸が生き生きとしてアロマが豊かだ。濃い色のロゼワインには、上質なメイン料理とあう高品質のものもある。

南仏、バンドール、プロヴァンス地方

★ワインを観察してみよう
★各種ワインの醸造法とは?
★料理との組み合わせを知ろう
★フランスだけじゃない!世界のワインとは?

などなど気になるタイトルが目白押し!

さあ、さっそくテイスティングをはじめましょう。実践重視の学校らしい、テイスティングの視点からぜひ試してほしいワインが満載です。フランスは圧巻の充実ぶり、ニューワールドもていねいに紹介します。この本が、シンプルな「好き」「嫌い」をこえてあなたのテイスティングのアプローチを新たな次元へと導いてくれるはず。

【書誌情報】
『エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテューの一生に一冊はもっておきたいワインの教科書』
エコール・デ・ヴァン・エ・スピリテュー 著/奥山久美子  監修

エコール・デ・ヴァン・スピリテューはワインの本場、フランス・パリに本拠を置く人気のワイン専門学校。体系的メソッドにもとづくグランド・テイスティングコースから生まれた本書では、パリの授業をまるごと基本からあらゆるワインの紹介までまとめています。さあ、さっそくテイスティングをはじめましょう。実践重視の学校らしい、テイスティングの視点からぜひ試してほしいワインが満載。フランスは圧巻の充実ぶり、ニューワールドもていねいに紹介します。
すぐれたワインはなにが違う?どうやってアロマは生まれる?どうすればアロマを見きわめたり表現したりできる?ワインの特徴や、クオリティが生まれる仕組みも図解だからとってもわかりやすく、簡潔。各章末には、それまで学んだことをベースにトライできるテイスティングレッスンを用意しています。テイスティングのためのワインもしっかり紹介。学んだことが、ワインにどんな違いを生むのかあなたの舌でたのしく復習しましょう。すきま時間にぴったりのテストもあります。この本が、シンプルな「好き」「嫌い」をこえてあなたのテイスティングのアプローチを新たな次元へと導いてくれるはず。

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