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ハードな運動はNG!通勤くらいがちょうどいい【眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話】

Text:梶本修身

ハードな運動はNG!通勤くらいがちょうどいい

運動がかえって疲労蓄積に!?

運動で肥満を解消しようとする人が多くいます。もちろん、肥満は生活習慣病の引き金になりますので、健康のため適正体重を維持することは必要です。しかし、だからといって、仕事で疲れているにもかかわらず、ジムでトレーニングに励んだり、ランニングしたりするのは、脳と体にとって決してよいことではありませんし、場合によっては危険を伴うこともあるのです。

「仕事で疲れても、運動して汗をかくとリフレッシュできる」という声もよく聞きますが、それこそが大きな落とし穴。「意欲や達成の中枢」とも呼ばれる前頭葉の働きが疲労感を隠してしまいます。さらに、運動中、脳内ではエンドルフィンやカンナビノイドといった物質が分泌されます。これらは疲労感や痛みを消すために防御的に分泌されるもので、幸福感や鎮痛効果をもたらすことから「脳内麻薬」とも呼ばれます。長距離ランナーがある時点から辛さを感じなくなる、いわゆる「ランナーズ・ハイ」という現象も、これらの脳内物質が分泌されるからなのです。

運動しないと筋肉が落ちて心配というのは誤解です。マラソン選手を見たらわかるように、長距離のランニングはむしろ筋肉を落としてしまうこともあります。疲れたときは運動せず、休むのが正解です。

休日のスポーツやジムで疲れは吹き飛んでいない

  • 仕事帰りのジム
  • 休日のゴルフ

帰宅後→なんか疲れている‥‥

リフレッシュ・気分転換にはなるが、疲れはたまる一方

運動は通勤するだけで十分

ジムに行かなくてもよい

  • なるべく階段を使う
  • 電車内で立つ

通勤時間も立派な運動になる。電車で長時間立っているだけでも、乗り換えで歩くだけでも運動しているのと同じ。また、寝る前に前屈や腰ひねりなど簡単なストレッチをすれば血流が改善され、ぐっすり眠ることができる。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話』著:梶本修身

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話』
著:梶本 修身


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●温泉にゆっくり浸かっていっぱい汗をかく
●疲れたら栄養ドリンクを飲んで補給
●思いっきり運動して一瞬で寝付く
疲れを取るのに良いと思っていたこれらの行動、実はすべてNG!ただ、いつもの習慣をちょっと変えるだけで、どんな人でも疲れ知らずの体に変わることができます。

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