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最もぐっすり眠れる姿勢は「右横向き寝」【眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話】

Text:梶本修身

最もぐっすり眠れる姿勢は「右横向き寝」

抱き枕が眠りをサポートする

寝る際の姿勢も睡眠の質を大きく左右します。いびき体質の方は、仰向け寝ではいびきや無呼吸を悪化させる一因になります。いびきが気になる方が睡眠の質を上げるためには、横向寝がおすすめです。横向きで寝ると気道が狭くなることを防げるため、空気の通りがよくなります。右側を下にすると尚よしです。なぜなら、胃の出口は体の右下のほうにあるため、重力の助けも受け食べた物がスムーズに移動し、消化を助けてくれるからです。

眠っている間に仰向けになってしまうという場合は、筒状の「抱き枕」を利用しましょう。抱きつくことで腕や脚を含む体全体を正常な位置に保つことができるため姿勢が安定し、睡眠中の肩や腰の負担が軽減されます。

着替えるのが面倒だからといって、部屋着のまま、あるいは夏の暑い季節には裸で寝るという人もいるようですが、それでは睡眠が妨げられてしまいます。人間は汗とは別に皮膚や気道粘膜から常時水分を蒸発させています。寝る際綿など通気性がよく、体を締めつけないデザインのものを着るようにしてください。体温調節がしやすくなり、自律神経にかける負荷を減らします。また、着替える行為が睡眠モードに入るためのスイッチとなって自律神経の切り替えがスムーズに行われ、眠りやすくなります。

健康を助ける横向き寝

横向き寝のメリット

横向きに寝ると、いびきをかきにくくなり、睡眠時無呼吸症候群の予防にもつながる。右側を下にすると消化吸収を助け、左側を下にすると重力の効果で便の移動が促進され、便通がよくなるともいわれている。

理想の寝姿勢をつくるなら

 

抱き枕の上に曲げた右脚を置いたうつ伏せ寝に近い「シムス体位」なら、お腹周りに圧力がかからないため、胃腸の負担を軽減し、腰痛予防にもつながる。脚の血流がよくなり、むくみ防止にも効果的。

枕選びのコツ

【悪い枕】(画像左)
顔の中心から首、体までのラインが曲がっている。
【よい枕】(画像右)
顔に中心から首までが一直線のラインになる。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話』著:梶本修身

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 疲労回復の話』
著:梶本 修身


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●疲れたら栄養ドリンクを飲んで補給
●思いっきり運動して一瞬で寝付く
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