2戦連続3ランで打撃復調のマルテ
10月2日に阪神甲子園球場で行われた中日ドラゴンズ戦に、「3番・一塁」で先発出場したジェフリー・マルテは、3打数1安打3打点1HRと、2試合連続の3ランホームランを放ち、阪神タイガースの勝利に大きく貢献した。
初回、近本光司と中野拓夢が連続安打を放ち、中野拓夢がすかさず2塁へ盗塁し、ノーアウト2、3塁のチャンスの場面でマルテは、中日ドラゴンズ先発のロドリゲスの9球目133キロの縦スライダーを完璧に捉え、打球は高々と舞い上がり、レフトスタンドへ突き刺さる先制の21号3ランホームランを放ち、2試合連続3ランホームランを記録した。
2試合連続となる21号3ランホームランを放ち、緊急事態宣言が明け、空席が目立たなくなった阪神タイガースファンの大歓声を浴びながら、悠々とダイヤモンドを一周し、ベンチ前で仲間とラパンパラをさく裂させたマルテは、前の二人が凄く良い形でチャンスメイクしてくれたから、点を取るという自分の仕事をしたいと思っていた。高めに浮いてきた球にしっかりコンタクトできた。チームメイトとファンのみなさんと今日もラパンパラができて最高の気分だよと、近本光司と中野拓夢の働きをねぎらった。
この試合も3ランホームランを放ち、ヒットを記録したマルテは、9月29日の広島カープ戦から4試合連続安打を記録しており、ここ4試合、16打数5安打7打点2HR、打率.313と打撃復調の兆しを見せている。
初回の得点圏のチャンスを3ランホームランと最高の形で結果を残したマルテに対し、矢野監督は最初のチャンスで、マルテが最高の形で点取ってくれたんで良かった。ホームランはやっぱり大きいですねと、絶賛した。
佐藤輝明、サンズと阪神タイガースのリーグ前半戦の快進撃を支えた二人が打撃不振に陥る中、同じく不調が続いていたマルテの打撃復調により、阪神タイガースの得点力が息を吹き返し始めている。
阪神タイガースのリーグ優勝の為、来日初の20本塁打到達のマルテには、20本に留まらず、2試合連続3ランホームランの勢いそのままに30本塁打へ到達してもらいたい。
公開日:2021.10.03