四つん這いの姿勢
四つん這いの姿勢になって行います。この姿勢は、肋骨や横隔膜を動かしやすくすることができるのが最大のメリットです。息を吸ってお腹を膨らませて胴体を弓なりにします。このとき、呼吸とともに顔を上に向けていきます。肋骨の周囲の肋間筋やインナーマッスルである腹横筋に刺激を与えられ、呼吸も大きくなります。
息を吐くときは顔を下に向けて肋骨を縮めていきます。横隔膜の動きを確認しながら行える呼吸法になります。
肋骨や横隔膜を動かしやすい姿勢
①四つん這いになり鼻から息を吸って弓なりにする
鼻から息をゆっくり吸いながら顔を上に向けていき、お腹を膨らませ胴体を弓なりする
②口から息を吐きながらお腹を縮めて背中を丸める
口から息を吐きながら、顔を下に向けていき、背中を丸めていく。お腹を縮ませるように意識する
足を伸ばすとお腹に力が入らない
ヒザを立てずに足を伸ばしてしまうとお腹に力が入らない。しかも、腰に負担がかかり腰痛の原因になるので注意する
出典:『一流が実践する人生を変える呼吸法』著/宮﨑裕樹
【書誌情報】
『一流が実践する人生を変える呼吸法』
著者:宮﨑裕樹
人間が健やかに生きていくうえで大切な呼吸を整えることで、腹横筋、肩甲骨などの体幹部や臓器を活性化し、ストレッチやトレーニングの効果を飛躍的に高めるメソッドを紹介する一冊。一流のスポーツ選手や数多くの芸能人が、実際に取り組んでおり、健康を高めつつ、ストレスを軽減した生き方のヒントがここにあります。
公開日:2021.12.18