持続可能な社会づくりに向けた教育
日本の学校では、先生が授業、生活や部活動の指導を一体で行っています。この「日本型学校教育」は、子どもの学力や性格を総合的にみられるというメリットがあり、世界でも高く評価されています。
日本の教育の特徴として、先生が授業をほかの先生に見てもらい、意味やアドバイスを受ける「授業研究」という取り組みが挙げられます。授業の質を高めるカギとして、多くの国が授業研究を取り入れているそうです。
こうした優れた学校教育によって、日本の子どもの学力は世界でもトップクラスの水準を誇ります。礼儀正しく勉強熱心であるなど、道徳、人格の面でも高く評価されています。
現在、重要視されているのは持続可能な社会づくりに向けての実践的な教育です。持続可能な開発のための教育とは、国際理解教育、人権教育、平和教育など、さまざまな課題についてバランスよく学ぶことです。この分野においても、日本は世界をリードしていくことが期待されています。
一方で日本の学校教育には課題も
日本の学校教育において、課題となっているのが英語教育の遅れです。グローバル社会で生き抜く力を身につけるため、小学校では2020年度から新しい学習指導要領にもとづく新しい英語教育がスタート。
聞く・話す・読む・書く、の4つの技能が評価されるようになりました。この改革で持続可能な開発のための教育がさらに進むことが期待されます。
SDGsの課題解決のためには、日本だけでなく世界に目を向け、世界の人々と協力する必要があります。そのため英語は、国際共通語としてますます重要になっていくので、英語に触れる機会をつくることが大切です。
「親子で学ぶSDGs」はこんな方にオススメ!
・日本や世界で起こっていることに興味がある
・SDGs達成に向けた実際の取り組みが知りたい!
・自分自身が未来のためにできることはなにがあるのか?
・お子さんの調べ学習や夏休みの自由研究のテーマ決めにも
そう感じている方にはぜひ本書『親子で学ぶSDGs』を手に取っていただけたらと思います。
出典:『親子で学ぶSDGs』著/笹谷秀光
【書誌情報】
『親子で学ぶSDGs』
笹谷 秀光 著
今、大注目の大切な話「SDGs」について、わかりやすいテキストとイラストで解説しながら各項目を【3つのキーワード】にまとめました。「エスディージーズってなに?」という基本から、日本と世界の「ヤバイ問題・スゴイ取り組み」まで一気にわかります。
公開日:2022.08.06