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人との対話では「あいづち」を打つことが大事!相手に好印象を与える効果的な「あいづち」とは?【ズルい言い換え事典】

Text:齊藤 勇

あいづちを変えるだけで好印象になる【ズルい言い換え事典】

いいあいづちと普通のあいづち

人との対話の際にいい印象を持ってもらうためのちょっとした工夫がある。それは人とコミュニケーションをとるときシンプルなあいづちに変化をつけることである。

あいづちは通常「うん、うん」とか「はい」と会話の間に挟むようにつけるものだが、時々「すごいですね!」とか「なるほど」などのような驚きや感嘆の言葉を挟むことが効果的。

ノースカロライナ大学のチェスター・インスコ博士が行ったあいづちに関する研究で、気のないあいづちよりも好意的なあいづちを打つ方が、好印象になることを証明している。あいづちひとつで、イメージを変えることができるのならすぐに変えてみよう。

いいあいづちと普通のあいづち『ズルい言い換え事典』

好意的なあいづちを意識してみる

「すごいですね!」、「そういうの好きです」のような好意を積極的に表現することが効果的。

普通のあいづち

「はい」、「うん」。通常は、あいづちというのはうなずくだけのものである。

【出典】『ズルい言い換え事典』
監修:齊藤 勇  日本文芸社刊

執筆者プロフィール
1943年山梨県生まれ。文学博士。対人心理学者。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。立正大学心理学部名誉教授、大阪経済大学客員教授、日本ビジネス心理学会会長、日本あいづち協会理事長。


「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとにその言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊。

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