スコアラーはやりがいのある仕事
スコアブックをつけるのは大変だけど、とてもやりがいのある仕事だ。監督やコーチがスコアを活用してチームが勝利を収 めれば、応援しているだけでは味わえない喜びが得られる。
スコアブックの役割
●数試合分を集計してモチベーションを高める。
打率や打点といった数字は、1試合だけではデータになりづらいが、一定期間の記録を集計することで意味を持ち始める。このデータを、練習に取り組むモチベーションにすることもできる。
●弱点を見つけて反省材料にする
ピッチャーならボールが先行し て、球数が多いといった弱点が見えてくる。こうした弱点が分かれば、コントロールを高めるなど、ピンポイントで練習に取り組める。
●打球からバッターの傾向を分析する
フライが多い、ゴロが多いといったことから、打順だけではわからない打者のバッティング傾向がわかる。
●吹き出しを入れると見返すときに便利
「ファインプレイ!」や「惜しい!」など吹き出しを入れておくと、スコアブックが生き生きしてくる。プレイをイメージしやすく、見返 すときに役立つ。
出典:『少年野球 スコアのつけ方』監修/一般社団法人 日本野球機構(NPB)
【書誌情報】
『少年野球 スコアのつけ方』
監修: 一般社団法人 日本野球機構(NPB)
“我が子が少年野球を始めた親御さん”にターゲットを絞った1冊。試合時にスコアブックを付ける役割が、選手のお母さんに依頼するチームが多いことから、スコアの付け方をゼロから解説します。モデルは全て小学生を使い、全て小学生野球のルールでの内容構成です。少年野球のスコア記載はプロ野球よりも様々なことが起こり、スコアを書く側からすると何倍も難しいもの。小学生で起こりがちなスコア記入例&プレーを、野球初心者のお母さんたちの声を拾って重点的に解説します。また、監修には日本野球機構(NPB)の現役公式記録員についていただき完璧な最高峰のスコアの付け方を伝授します。
公開日:2020.05.03