糖質量を確認し安心して食べよう
ロカボを実践するために欠かせないのが食品の栄養成分表示です。2020年4月に新たな食品表示制度が完全施行され、以来、栄養成分表示が義務化されました。そのため、現在では包装されている食品には必ず栄養成分表示が明記されています。必ず表記しなければならないのは、熱量(エネルギー)、タンパク質、脂質、炭水化物、ナトリウム(食塩相当量)です。
炭水化物は糖質と食物繊維を分けて表示される場合があります。「糖質が少ない」、あるいは「食物繊維が多い」のどちらかを伝えたいためです。逆にこれらの表示がない場合は、炭水化物の量がそのまま糖質量に相当すると考えましょう。ここで気を付けたいのが、成分表示の基準量です。1袋、1個、100gなど、商品によってさまざまです。それをちゃんと確認しないで、糖質量が少ないと思い込み、摂取量を誤らないよう注意してください。
また、意外と見落としがちなのが、飲み物に含まれる糖質量です。500mlのコーラには50g以上の糖質が含まれていて、ご飯茶碗1杯分とほぼ同じ量。サイダーやスポーツ飲料など甘みを感じる飲料も高糖質です。どんなに健康によさそうなイメージであっても栄養成分表示をきちんとチェックしましょう。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』
著:山田悟
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 炭水化物の話』
著:山田 悟
昨今、健康法やダイエット法として“糖質制限”が浸透し定番となっていますが、一度やってみたものの挫折してしまう人も多く「一生続けるのは現実的じゃない…」「やっぱり主食を食べたい」という声も少なくありません。
本書では『炭水化物』をテーマに、ガマンせずに食べながら痩せる方法や生活習慣病の予防に役立つ知識を、糖尿病専門医でもある著者が図解でわかりやすく解説します。
すべてのカギは『血糖値』。血糖値と聞くと、糖尿病など生活習慣病の人だけが気にするべき数値のようなイメージがあるかもしれませんが、健康診断の数値にあらわれない『食後高血糖』は成人の2人に1人に起きているといわれており、誰もが他人事ではない数値です。
炭水化物を食べながらでも血糖値を上げない食事法を具体的に紹介し、「GI値の低い食品って太りにくいの?」「外食のときはどうすればいい?」「食べ過ぎてしまったら翌日は食事を抜くべき?」といったギモンにも医学的に回答。さらに「白米よりチャーハンのほうが太らない」「油はたくさん摂ってOK」「朝のフルーツはNG」など、今までの固定概念を覆す新常識も。
最先端の研究にもとづいた食事法で、炭水化物や糖質を「食べられない」ではなく「どう工夫して食べるか」がわかる、楽しく一生続けられるメソッドが満載の一冊です。
公開日:2024.04.29