そもそもなぜ肌は乾燥するのか? 乾燥肌の構造を解説【眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話】

バリア機能が低下し水分・油分が減少

肌にうるおいがなくなったりカサついたり、皮膚がひび割れたり、かゆみを感じたり。肌の乾燥は、多くの人が日頃から抱えている悩みのひとつです。でもそんなとき、肌で実際に何が起こっているのか、皆さんはご存じでしょうか。

私たちの肌は層構造になっていて、外側は「表皮」と呼ばれます。さらに表皮の一番上の層を「角質層」といい、「角層細胞」という細胞が重なってできています。この細胞の間を埋めているのが「セラミド」などの脂質。細胞と細胞の隙間を脂質がしっかりつなぎ合わせることで、内側の水分が蒸発するのを防ぐとともに、外部の刺激から肌をガードしているのです。これが、バリア機能と呼ばれるもの。美肌には不可欠な機能です

乾燥肌は、バリア機能の低下で内側の水分や油分が減少してしまった状態です。おもな原因は、加齢やホルモンバランス、生活習慣の乱れによる新陳代謝の低下。新陳代謝が悪いと古い角質がはがれにくくなり、角質層が厚くなります。それにより肌の水分量も油分も減少してしまうのです。

ほかにも、エアコンによって肌の水分が奪われるなど、外的要因で乾燥が進むことも。なかでも紫外線の肌への影響は深刻で、有害な活性酸素が発生し肌の細胞を傷つけてしまいます。この場合は、抗酸化作用のある食材が有効。特定の食材には体内の活性酸素を除去する働きがあります。

乾燥=肌の水分や皮脂が不足している状態

<普通肌>
肌の新陳代謝(ターンオーバー)が正常に働き、水分をしっかりと保持できている状態。外部刺激から肌を守り、保湿をしてくれる角質層もきれいに整っている。

<乾燥肌>
新陳代謝の低下で古くなった角質がはがれにくくなると、水分が保持できず、肌の油分も減少し、バリア機能が低下。外部からの刺激を受けやすい状態になり、乾燥が進む。

乾燥してしまう内的要因と外的要因

<内的要因>
・食生活の偏り→肌をつくれない、代謝できない
・体内の水分バランス→体がうるおわない

<外的要因>
・エアコン→水分をうばう
・紫外線→活性酸素を発生させる
・こする、刺激→バリア機能の低下

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話』著:石原新菜

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話』
著:石原新菜


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季節問わず、多くの人の悩みの種である“冷えと乾燥”。
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冷えの大きな原因は、末端の毛細血管まで血が通っていない状態の“ゴースト血管”。
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