もう仕上げ磨きはしなくても大丈夫? 中学思春期の歯ケアの見守り方【歯並びをよくする離乳食・幼児食】


中学生からの歯並びケアについて
中学生の頃には、もちろん個人差はありますが、どもの口腔を見守るというのも大きく見て仕上げ永久歯の生え替わりが完了している子もでてきます。小学生の歯のケアと同じく、引き続きよく噛み、虫歯に気をつけるようにしましょう。
永久歯へ生え替わったら、歯ブラシは大人用で問題ありません。仕上げ磨きは親がしたいのですが、思春期なのでさせてくれないという難しい時期かもしれません。歯垢染色液を使って、磨き残しを染め出して、ちゃんと磨けているかを確認しみてもいいですね。
必ずしも「仕上げ磨き=子ともの歯を実際に磨く」ではないのです。
ちゃんと歯磨きをしているのか、
歯磨きをしないで寝てしまっていないか、
鏡を見て歯磨きをしているのか
など、見守るポイントがいろいろとあります。
子どもの口腔を見守るというのも大きく見て仕上げ磨きのひとつです。
虫歯ケアのほかに意識したいのが、正しい姿勢です。頬杖をついたり、体を斜めにしたりするのがクセになると歯並びに影響が出てくるので、食事中も勉強中も気をつけたいところです。
小学生に比べて、よりいっそう自立している頃。親の目の届かない場所でどのように過ごしているのかわからないことも多いものです。姿勢について伝えるようにしてもいいですが、思春期というのが難しいですね。将来的な歯の話などをしてみて、子ども本人にも歯の大切さに気づいてもらえるようにしてみましょう。
【出典】『歯並びをよくする離乳食・幼児食』著:杉原麻美/藤原朋未
【書誌情報】
『歯並びをよくする離乳食・幼児食』
著:杉原麻美/藤原朋未
お子さんの歯並び、お口の状態、気にしていますか?
昔に比べ、やわらかいものを食べるようになった昨今、お口まわりの筋肉や、飲み込む力が未発達なままとなり、「でこぼこ歯」「出っ歯」「ポカン口」「受け口」などの、お悩みを持つお子さんが増えています。
歯並びや、噛み合わせの悪さが与える影響は多々ありますが、大人になってからもデメリットとなり続けるものばかりです。
「でも、歯並びは遺伝の影響では…?」と思った方にこそ、
手に取っていただきたいのが本書です。
実は0歳児からのミルクの飲み方、哺乳瓶の選び方、
離乳食・幼児食のメニュー、食べ方といったことのすべてが、
お子さんの歯並びにつながっているのです。
お口を育てる視点から、「月齢を目安にするよりも、お口の状態に合わせて進める」「誤嚥を防ぐ細かい切り方ばかりだと歯を使わず、お口の発達が促されない!」といった、離乳食・幼児食の新常識を解説し、一生ものの「きれいな歯並び」をつくる、離乳食・幼児食のフリージング&作りおきレシピをご紹介します。
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