２つの食材で実践簡単！朝だけ断食で胃腸と肌をリセット！【眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話】

にんじんりんごジュースで朝だけ断食

プチ断食で胃腸と肌をリセット

食べすぎは、血行不良の原因のひとつ。なぜなら、食べすぎると代謝しきれなかった余分なエネルギーがたまり、中性脂肪やコレステロールとなって血液をドロドロにしてしまうからです。おまけに、食べると消化吸収するために血液が胃腸に集中します。すると、体の末端まで血液が届かなくなり、冷えが生じてしまうのです。

「最近、食べすぎているな」と感じたときは、プチ断食でリセットしましょう。私がおすすめするのは、まったく食べない断食ではありません。朝食をにんじんりんごジュースに置き換える「朝だけ断食」です。１日だけでもいいですが、これを１週間続けると、不思議と体が軽くなり、血行不良が改善され、肌トラブルも軽減します。

にんじんりんごジュースは体にとって最強の飲み物。にんじんにはβ – カロテン、りんごにはポリフェノールといった抗酸化作用が高い成分がそれぞれ多量に含まれ、また、どちらも食物繊維が豊富。さらに新鮮な生の果物には消化を助ける酵素がたっぷり入っているので、栄養の吸収を促進してくれます。朝食は栄養面ではこのジュースだけで十分なのです。

ちなみに、葉物野菜中心のグリーンスムージーは体を冷やすので注意。「朝だけ断食」をした日のお昼は胃腸にやさしいあたたかいうどんかそば、夜は一汁二菜もしくは三菜の和食にすると、断食効果がアップします。

血行促進＆体が軽くなる最強のジュース

にんじんりんごジュースのここがすごい！

１日に必要なビタミン約30 種類、ミネラル約100 種類が含まれているジュースです。にんじんとりんごは体をあたためる陽性食品で、活性酸素を除去するポリフェノールなどのファイトケミカル（植物性の、体によい化学物質）が豊富。飲み続けると血のめぐりもよくなり、肌ツヤもアップ。

注目の成分

【β‐カロテン】

強い抗酸化作用。冷え性改善や美肌づくりにも必要な栄養素！

【ペクチン】

整腸作用があり、血中の悪玉コレステロール値　を下げる働きがある。

材料はにんじん２本りんご１個だけ！

＜つくり方＞

① にんじん2本とりんご1個をしっかり洗う。

② 皮はむかずにヘタだけ取り除き、適当な大きさにカットする。

③ ジューサーにかける。噛むようにゆっくり飲む。

朝だけ断食の方法

● 朝食はにんじんりんごジュースを1杯飲むだけ。量が多いと感じる場合は、半量にしてもOK！
● 昼食は消化によいあたたかいうどんやそばを食べる。
● 夕食は一汁二菜〜三菜の和食。汁物はみそ汁がベスト。
● １日だけでもOK！１週間続けると体が変わる！

すごいPOINT

● 酵素の働きで栄養の体内吸収率がアップ
● すりおろしたしょうがを加えると、さらにあたため効果がアップ
● 断食で胃腸を休めると、きれいな血液が全身をめぐるようになる
● 血液中の老廃物がデトックスされる
● 毛細血管まで血液が行き届き乾燥も防げる

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 冷えと乾燥の話』著：石原新菜