右手、左手、どちらかで打つ意識をもつ
両手で振るより片手で振ったほうがクラブの動きは理想に近づきますが、実戦で片手打ちというわけにはいきません。
そこでポイントになるのが片手スイングで培った正しい動きをいかに、〝両手スイング〟に反映させるかです。
おすすめは、右手、左手、どちらかで打つ意識をもつことです。プロに左右どちらの手で打っているイメージなのかと聞くと「左手」「右手」「考えていない」の3つに分かれます。「両手」という人は極めて少ない。
考えていないか、両手をバランスよく使っているということになると思います。ただ、アマチュアの方が本当の意味で「考えない」で打つレベルになるのは大変なので、まずは左右どちらかと考えるほうがスイングしやすいと思います。
名手や飛ばし屋には右手派が多い。ベン・ホーガンは「右手は3本あってもいい」と言っているほどです。基本的には右利きのゴルファーが多いわけですから、器用な右手を使うほうがイメージしやすい。その意味では右手と考えても問題はありません。
ただ、僕は基本どちらでもいいと考えています。右手に力が入り過ぎたり、器用さがたたってワルさをするようなら左手で振るのもいいでしょう。要は、クラブの振り子を感じて両手がケンカをしなければいい。左右どちらかの手を勝たせようとしたときに、勝ちやすいほうを選べばいいのです。
【書誌情報】
『最強不変のスイング法則』
著者:森守洋
ミスの原因となる両手の動きと右腕、左腕の正しい動かし方を写真で解説します。さらに、そのステップアップとして手首と肩の振り子運動による、スイング解説も行ないます。「ダウンブロー打法」で注目を集める森プロによる、手の動きにフォーカスしたゴルフレッスン書は、アマチュアゴルファー必読の一冊です。
公開日:2020.09.30
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