体幹力強化に重要な4つの筋肉を知る
腹横筋・腸腰筋・多裂筋・大臀筋の4つは、ぜひ覚えておきたい大切な筋肉です。腹横筋は、4つの筋肉(体表面から外腹斜筋、腹直筋、内腹斜筋、腹横筋)で構成される腹筋の一番深部にあります。
みぞおちから下腹部、脇腹、背骨までをぐるりと覆っているインナーマッスル。腹式呼吸で息を吐くときに使われます。正しい姿勢の維持にも必須の筋肉で、内臓を包むコルセットのような役割も担っています。
腸腰筋は、腰椎と大腿骨をつないでいる筋肉(腸骨筋・大腰筋・小腰筋)の総称です。太腿を上げる、骨盤を支える、腰を安定させるなどの働きがあります。
衰えると、体幹の力が腕や脚にスムーズに伝わりにくくなり、太腿やふくらはぎがたるんできます。前傾姿勢や骨盤後傾の要因になり、拮抗筋である大臀筋も弱くなってしまいます。
大臀筋は、お尻を覆う大きなアウターマッスルです。立ち座りや歩行、ランニング、ジャンプなどの動作に使われる一方、骨盤を支えて体幹部を安定させる働きもあります。
多裂筋は、頚椎から骨盤まで伸びる細長い筋肉です。脊柱を安定させ、動かすときにも使われます。正しい姿勢を保つために欠かせない筋肉で、日常生活からスポーツまで、そのパフォーマンスを左右します。体幹トレーニングは、これらの筋肉を意識しながら行いましょう。
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 体幹の話』
著者:木場克己
新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっているため、運動不足や食事量の変化により、肥満になったり、筋力低下によって太りやすくなったりする人が多くいます。そこで、ダイエットや健康のために非常に重要になるのが体幹力。その言葉は聞いたことがあっても、実際鍛えると普通のアウターマッスルの筋トレと比べてどう良いのか、その効能と効果的な鍛え方などを図解・イラストでわかりやすく紹介します。大人も子供も楽に動けるようになり、さらに太りにくい体になる最強の方法など、今日から使える知識が満載です!
公開日:2021.07.23