ダウンスイングにおける右サイドの動きが理解できるドリルとは!?【「圧力系」インパクトの作り方/阿河徹】


不自然な関節の動きを体験することから始める
関節の方向に関して補足すると、自分の身体のポテンシャルのできる範囲でクラブを倒せばいいでしょう。「頑張ったけど5度アウトサイドインでした」でいいと思います。徐々に柔軟性を上げていくしかありませんし、両手でクラブを持ってスイングするとやりにくいので、まずは右手(右打ちの場合)だけで練習してください。
右手でクラブを持ってトップを作ったら、①右手人差し指の付け根 ②右手首 ③右胸郭 ④右肩甲骨の状態をチェックします。具体的には①人差し指が支点となってクラブを支えているか ②クラブの重さを右手首の角度が受け止めているか ③右の胸は開いているか ④右肩甲骨が左に寄っているか、です。右手と右ヒジ、右肩の位置関係もチェックし、それを維持しながらクラブが60度の面をなぞるように下ろし、シャフトが地面と水平のポジションまで下ろしましょう。このとき体の左サイドが先に回旋し、右サイドが後からついていきます。
厳密に言うと、右手が右ヒジよりも一瞬でも前に出たらジ・エンドで、プロゴルファーのような動きにはなりません。右ヒジの関節が目標方向に向きながら、ヒジよりも手が遅れて下りてくるのが目指すべき動きで、これは水面で跳ねるように石を投げるときの動作と似ています。しかも目に見えない空間で、右ヒジを押し込む動きを発生させなくてはならないので、決してやさしくはありません。一般のアマチュアゴルファーには縁のない要素かもしれませんが、理想的にはこうしてほしいという願いと共に紹介しておきます。
トライしてみようと思うならば、まずは右手を後ろに倒すことから始めてみましょう。直立した状態で右手を横に広げヒジが90度になるようにします。手のひらは上を向け、クラブを乗せているようにしてください。そこから手を後ろに倒します。柔軟性がないと難しいのですが、ちょっとでもいいから前腕を後ろに倒してみましょう。それができたら、その状態をキープしたまま前傾姿勢をとってください。そして右手と右ヒジの位置関係を変えずに体を左に回しながら右ヒジを押し込んでいきます。体の左回転からかなり遅れて右ヒジが移動を始めるようにしますが、このとき右の体側が縮んでいるはずで、これもふだん行わない動きだと思います。
クラブを逆さまに持って動作の確認
右サイドの動きがわかったらクラブを持って同じ動作をしますが、最初はクラブを逆さまに持って行うといいでしょう。先端に重さのない軽い棒をビュン!と振ろうとすると、自然に右サイドを遅らせると思いますが、それが目指すべき動きです。
右手でクラブを逆さまに持ってプレーンをなぞるようにクラブを振ってみよう。軽いものを振ると自然に先端を遅らせようとするので、ダウンスイングにおける右サイドの動きが理解できるはずだ。


【書誌情報】
『70台は楽に出る!「圧力系」インパクトの作り方』
著者:阿河徹
ボールがクラブフェースにきちんと当たる確率を高め、飛距離が十分出る― そんなスイングを実現するため著者ススメているのが「圧力系インパクト」。小さなバックスイングで強いインパクトを実現する。本書では、このインパクトの作り方を写真を数多く用いて解説。70台のスコアも可能にする、ゴルファー待望の一冊だ。
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