椅子の座り心地で、集中力が変わる!座り心地の良い勉強に適した椅子とは?【集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ】

勉強の必須アイテムは「座り心地のよい椅子」①
椅子の座り心地で、集中力が変わる!
学習に適した環境を整えるために、わたしが考える最大のポイントは、「座り心地のよい椅子」です。勉強ができるように、本人が落ち着いて座れる椅子を用意してあげましょう。
たとえば、一般的な学校の椅子は、基本的に木でできていますが、じつは、あまり座り心地がよくありません。
これを上手に利用しているのが、街中のカフェです。カーブのついていないかたい木の椅子では長く座っていられないため、お客さんの回転率が早くなります。つまり、店内の雰囲気をおしゃれに保ちながら、早くお店を出てもらえるようなしかけになっているのです。
大人も長く座っていることができない木の椅子で、子どもが集中して勉強をすることは難しいでしょう。
すぐに席を立ってしまう子どもの場合、単純に椅子が合っていないことも少なくありません。子どもが勉強するときには、座り心地がよい椅子、疲れにくい椅子を選んであげることが重要なのです。
また、勉強用の椅子を購入する際は、成長に合わせて調節できる、長持ちする椅子がおすすめです。大人も使えるような椅子であれば買い直しがいらないので、お金の無駄もなくなりますよ。
勉強に向いた椅子を用意しよう
一方で、いくら座り心地がよくても、くつろぐことを目的にしている椅子は、勉強には向いていません。
たとえば、ソファーやリクライニングチェアなどです。
リラックスしすぎてしまうと、そこでゲームを始めてしまうかもしれませんし、つい寝てしまう可能性もあります。ソファーに座ってテーブルで仕事をしようとすると、大人でも姿勢が悪くなりますし、長時間つづけるのが難しくなるでしょう。
先ほどのカフェの例でいうと、カフェにはソファーを用意している場合もありますが、サイドテーブルが低かったり小さかったりすると、長時間の作業が難しいようにして回転率をあげているという見方もできます。
あくまで、勉強に適した椅子のなかで、座り心地のよいものを探しましょう。ぴったりの椅子が見つからないときは、気の椅子にクッションや座布団を使って工夫するのもおすすめです。
応用編として、ゲームやテレビなどは、木の椅子でするというルールにするのもよいですね。
長時間やってほしくないことは、やりにくくなるよういするのも、子どもの学習環境づくりのポイントです。
勉強におすすめの椅子
調整のきく学習椅子や木の椅子+座布団
リラックスが目的の椅子
ソファーやリクライニングチェア
【出典】『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』著:石田勝紀
【書誌情報】
『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』
著:石田勝紀
本書『頭のよい子の育て方』では、「頭のよい子」とは、単に学力や成績が優れた子どもを指すのではなく、その子自身の特性やタイプに応じた能力や個性が発揮されている状態を意味すると提案します。著者は、親として子どもの個性に合わせた育児の重要性を強調し、シンプルで無理のない生活環境を整えることが、子どもの健全な成長を促す鍵であると説いています。また、親の都合で育児を進めるのではなく、子どもの特性に合ったアプローチが必要であることを具体的な例を交えて解説しています。子どもの成長をサポートするための実践的なアドバイスが満載の一冊です。
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