新人王獲得の大勢が巨人MVP!故障で離脱続いた坂本勇人は復活できるか

12球団完全データファイル2022
オリックス&ヤクルトがともにリーグ連覇を飾った2022年。多くの記録も生まれたメモリアルなシーズンを、詳細データをベースに12球団ごとに細かく振り返ろう!
【2022チームMVP】大勢
●ストレートで奪三振!これぞ守護神の潜在能力
1年目から守護神を任され、37セーブを挙げた大勢がどう考えてもチームMVP。防御率2.05、被本塁打7は他球団の抑えと比べて格落ち感もあるが、ルーキーイヤーでこれだけやってくれれば上出来だ。
特に奪三振率9.47、WHIP0.89(1イニングあたりの平均許走者数)は守護神としての適性を如実に示す数字。林昌勇(元ヤクルト)を思い起こすサイド気味のフォームから繰り出すストレートは独特かつ爆発的。
ストレートで空振りを奪える新人はそうそういない。今季はストレートとフォークのツーピッチだったが、さらなる武器を開発すれば、日本を代表する絶対的守護神に化けるのではないだろうか。
【2022チーム逆MVP】坂本勇人
●相次ぐ故障で手痛い離脱…打線の一押しを欠いた要因
今季の巨人打線はあと一押しすれば、打ち勝てそうな出来だったが、ヤクルトを上回れなかったのは、坂本勇人不在の影響が大きかった。33歳になった今季は相次ぐ故障で83試合しか出場できず。
それでも打率.286、5本塁打、出塁率.378をマークしている。キャプテン・坂本がいるといないのとでは大違いだ。今季は遊撃手での出場を続けたが、年齢的にも肉体的にもそろそろオプションがあってもいい。チームの勝つためには「坂本が出続けること」が一番だ。
よく練習し、よく打ち、よく守り、よく遊ぶ。そのバイタリティが坂本の魅力だ。チームのために一肌脱ぎ、後輩たちを力強く引っ張りたい。
出典:『がっつり! プロ野球(33)』
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