手元がクラブに先行して動くテークバックを実現するには?【最強インパクトを作る うねりスイング/三觜喜一】


左ハンドルを切るテークバック①
手元がクラブに先行して動くそれがゴルフスイング
まずは、何も考えずに右手でゴルフクラブを振ってみてください。重たければ逆さまに持っても構いません。
スピードを出そうとすると手が先行するように引き上げて、やはり手が先行するように振り下ろすと思いますが、それが当たり前の動きであり、両手でクラブを持ったときにもそのように振ることが、理想的なゴルフスイングでありレッスンの目的だと私は考えます。
このときフェース面の向きに注目すると、初動においては少し下を向くようなイメージになると思いますが、この最初の動作が車のハンドルを左に切っているようなイメージなので、私は「左ハンドルを切るテークバック」と表現しているわけです。
左ハンドルを切るように始動すると、クラブヘッドが手元よりやや遅れて動き、シャフトのトルクでフェースが閉じるような動きが入ります。実際にクラブを持って何もしないとこのように動くのがナチュラルな動きですし、その後の動作にスムーズに移行する上でも始動は非常に重要です。

TAKE BACK

両手でクラブを持ち何も力を加えずに振ったときにも手元が先行する。このとき初動ではフェースが下を向く


【出典】『最強インパクトを作る うねりスイング』著:三觜 喜一
【書誌情報】
『最強インパクトを作る うねりスイング』
著:三觜 喜一
「ゴルフスイングの習得には、スイング中の4つの連続動作を行うことが重要」という、著者のスイング理論を数多くのカラー写真を交えてわかりやすく紹介。写真の他に、QRコードで連続動作がよくわかる動画が見られる! また、「うねりドリル」「かご練」など、スイング作りに不可欠な著者独自の練習ドリルも収録。ベストセラーとなった著者の前著『ゴルフは直線運動で上手くなる! 』を補完する、スイングメソッドを完全解説し、B5判という大きな紙面、300ページ近い本書は、ゴルフ初心者から経験者のスイングの見直しに必ず役立つ一冊だ。
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