フェース面をボールに当てに行くとフリップするワケ【最強インパクトを作る うねりスイング】


フリップ動作①
フェース面をボールに当てに行くとフリップする
左手首を甲側に折りながらボールをとらえる動作をフリップと言い、アマチュアには非常に多い動きです。おそらくほとんどのアマチュアがフリップしていますし、女子プロのツアー選手レベルでも、正確にハンドファーストにインパクトできている選手は全体の20%もいないでしょう。
なぜこう当たるかと言うと、フェース面をボールに当てに行くからです。クラブフェースは何もしないとバックスイングで手が先行し、手を戻すとフェースが重さによって開かれます。この部分をフェースだけで考えたら、閉じてきたものが開くように動きます。開いてくるからこそ閉じる動作が必要になってきますが、これがスピネーションです。
これをせずにトップからクラブフェースをボールにまっすぐ当てに行くと、支点が右に残ってヘッドがボールに届きに行くので、必ずフリップ動作になります。

アマチュアのほとんどがフリップ動作でボールをとらえている

手首を支点にクラブを振るとフリップ動作になってしまう
【出典】『最強インパクトを作る うねりスイング』著:三觜 喜一
【書誌情報】
『最強インパクトを作る うねりスイング』
著:三觜 喜一
「ゴルフスイングの習得には、スイング中の4つの連続動作を行うことが重要」という、著者のスイング理論を数多くのカラー写真を交えてわかりやすく紹介。写真の他に、QRコードで連続動作がよくわかる動画が見られる! また、「うねりドリル」「かご練」など、スイング作りに不可欠な著者独自の練習ドリルも収録。ベストセラーとなった著者の前著『ゴルフは直線運動で上手くなる! 』を補完する、スイングメソッドを完全解説し、B5判という大きな紙面、300ページ近い本書は、ゴルフ初心者から経験者のスイングの見直しに必ず役立つ一冊だ。
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